【ダンジョン飯】世界観の設定、心理描写の描き方【ストーリーの作り方が学べるアニメレビュー】

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おすすめ作品

今回は「ダンジョン飯」を紹介したいと思います。

これ、もうめちゃくちゃ面白くて世界観も最高にヤバイです。

YouTubeでも語ってます

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『ダンジョン飯』のおすすめ度

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5段階評価

視聴24話まで観た感想
おすすめ度5★★★★★
キャラ5★★★★★
ストーリー
5★★★★★
続きが見たくなる度5★★★★★

オール5ですよ!

あらすじ

ダンジョン攻略を目指すパーティーが強力なモンスターのレッドドラゴンと遭遇し、主人公「ライオス」の妹「ファリン」が冒頭から食われてしまいます。

ファリンは飲み込まれる前に、魔法で仲間たちをダンジョンの外へ逃がしてくれるんですよね。

ただ、ダンジョンの設定の関係もあって、おそらくファリンはまだ死んでないとのこと。

なので妹を助けるためにライオスと仲間たちは再びダンジョンへともぐり、レッドドラゴンを目指します。

なお、今回このダンジョンを攻略できなかった大きな要因の一つが、食糧不足。
そこでライオスたちはダンジョンに巣くうモンスターを狩り、モンスターを調理して食うことで食糧不足を補うことにしました。
だからダンジョン飯なんですよね。

てなわけで、設定がすごく面白くて斬新なストーリーになっております。

原作は九井諒子先生が手掛けた漫画で、年10回発行されるKADOKAWAの漫画誌「ハルタ」で連載してたそうです。

人気だけじゃなく、賞もいっぱい取ってまして。

2016年の「この漫画がすごい」の男編で1位になってたり、他にもいろんな賞とかランキングで1位を取ってたりするすごい作品なのです。

感想

世界観が激ヤバ!

ダンジョンのモンスターを料理するっていうのがメインテーマの話かなと思ってたんですけども、飯の部分はあくまでも目的達成のための手段なんですよね。

妹を救うためにダンジョンに潜っていくっていうのが、メインのストーリーです。

それだけじゃなくダンジョンそのものにも謎が多いし、各地のダンジョンを管理しているエルフと人間との政治的な背景などなど。
世界観の設定が、めちゃくちゃしっかりしてるんですよね。
そこが本当にすごいなって思いました。

モンスターの生態系も、めちゃくちゃリアルで斬新なんですよね。

特にすごいなって思ったのが動く鎧。
ドラクエで言うところの「さまよう鎧」みたいなやつ。

ネタバレになるんで詳しくは言わないんですけども、動く鎧が実は食えるんですよね。
鎧なのに食えるんですよ。
その設定がめちゃくちゃすごい。
なるほど、そういうことかって思っちゃうんですよ。

あと宝石虫っていう虫もいて、この虫とミミック(人食い箱)との食物連鎖の関係性とかもめちゃくちゃリアリティがありました。

他のモンスターの生態系も、本当にリアルです。

そんなモンスターたちの調理が始まるのも、毎回すごく楽しみなんですよね。

モンスターを料理するのが得意なセンシっていうキャラがいるんですけども、そいつが
「マンドラゴラの茎に切り身を入れて……」とか
「みじん切りにしたマンドレイクをバジリスの卵で包み」
といったことを言いだすんですよ。
調理の様子を3分クッキングならぬ感じで説明しながら、完成した料理がめっちゃ美味しそう。

あと、ギャグも面白いですね。
主人公のライオスが結構サイコパスキャラで、周りの空気を読まないタイプなんです。
そのキャラクター性も相まって、やり取りがめちゃくちゃ笑える。

また、これは娘が感心してたんですけど、心理描写がめっちゃ丁寧だなって言ってました。

盗賊のちっちゃいおっさんみたいな、チルチャックっていう仲間がいるんですけど。
もうライオスたちについていけないってことで、1人でダンジョンから戻ろうとするエピソードがあるんですね。
そのエピソードで、チルチャックが仲間のことを本心ではどう思っているのかが、心理描写として描かれてまして。

本音をスパンと言うのではなく、徐々に徐々に悪態をつきながらも本心が見え隠れしている描かれ方をしていたんです。

その本心がはっきり分かった瞬間、
「おお、このための今までの流れだったのか」
と感心したんですよ。

すごく丁寧に丁寧に心の描写を積み重ねていって、チルチャックの本音がわかるっていうね。

学べるポイント

「ダンジョン飯」で学べるポイントは!

  1. リアリティある世界観の設定
  2. キャラでストーリーを進める
  3. 心理描写の自然さ

①リアリティある世界観の設定

感想でも言っちゃってるんですけど、モンスターの生態系がすごくリアルなんですよ。
本当にこんなモンスターいそうだなと。

おそらく現実に生きている動物や甲殻類、植物などの生態系を辞典などで調べて、それをアレンジしつつモンスターに当て込んでるのでしょう。
だからあれほどリアリティがあるモンスターが描けているんでしょうね。

たとえ架空のものだろうと、何の資料もなく想像だけで作るのはむずかしいのです。
どうしてもリアリティが欠けちゃったり、薄っぺらくなるんですよね。

それは動物の生態系だけじゃなく、世界観の設定も同じです。

例えば政治的ないざこざや国の内情だったり、商業の発展具合や文化などなど。
そういったものも現実の国や世界情勢を調べて参考にしたり、商業においても商売の基礎や流通の仕組みを調べて作品の中に取り入れるわけです。

そうすることで、リアリティのある世界観が出来上がるわけですね。

②キャラでストーリーを進める

キャラでストーリーを進めるっていうのはどういうことかと言うと、これは特に主人公のライオスに言えることでして。

みんながしんみりとした話をしている中で、ライオスだけが場の空気を読まないんですよね。
そんなサイコパスな性格が、上手くストーリーを動かしてるんです。

例えばセンシのかなり重い過去を明かしたシーン。
食に関する、なかなか過酷な過去を背負ってたのですが。
仲間たちはすごく気を使ってしんみりしてる中、ライオスが「じゃあ食べてみよう」みたいな感じで明るい声で提案してくるんですよ。

当然ならが「お前何考えてんだ、こんな時に」っていうツッコミを受けるんですけどね。
普通だったらしんみりしたまま、過去に触れられないなって感じでストーリーが進みづらくなるところじゃないですか。
でもライオスがこんな調子だから、結局「じゃあやってみようか」みたいな雰囲気になるんですよ。

そうなればストーリーも進みますし、そのうえでちゃんと感動したりハッとするような深みのあるエピソードに着地するんです。

ライオスの自己中的なサイコパス発言や行動が、ストーリーを進みやすくしているわけです。

これ、いいですよ。
やっぱりサイコパスキャラって、なんだかんだ魅力的ですよね。

③心理描写の自然さ

先ほど感想でも述べた、チルチャックが仲間たちをどう思っているのかのエピソード。

本音が出るまでのセリフや行動に、一切わざとらしさがないんですよ。

感動させようとか深い話にしてやろうという作者の意図が見えたら、冷めるじゃないですか。
本作はそういうのが一切ないんです。
本当に丁寧に、わざとらしくないセリフ回し、行動を積み重ねて、「実はそういう風に思ってたんだ」っていう部分にたどり着くんです。

こういった部分にも注目しながら視聴してみると、心理描写の自然さが学べますよ。

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