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小説の文章力を上げたいなら模写が最適!? 模写前後の文章公開

小説講座

この記事では、小説を書いてまだ1年目だったころの私が模写をする前とした後に書いた短編を公開します。

こんな人に読んでほしい
  • 模写って意味ないと聞いたんですけど
  • 模写とか時間の無駄じゃね?
  • 模写をしてみようか検討中
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文章力向上に模写が意味あるかどうかはさておき

文章力を上げるなら模写をしよう、模写は必須!

なんてことが書かれた、小説の書き方の著書やブログに行きついた物書きさんは多いでしょう

でも、模写は意味がない、むしろやらないほうがいいって書いてるブログもあるぽよね

そうなんですよね

模写はおススメしないっていう方の言い分としては

  • 時間がかかりすぎる
  • ただ模写してるだけだと無意味で、学ぶ意識を維持しながら模写を継続するのは困難
  • 自分の文体を殺してしまう
  • ていうか、やってみたけど文章力上がらんぜよ

だいたいこんな感じですね

実際、どうなのかぽよ

正直なところ、否定も肯定もできませんです

ただ、私は模写をする前と後でかなり文章や作品の評価が変わったので、当時の実際の文章を公開してみます。

ちなみに、どのように模写したのか、どのくらい模写したのかは以下の記事で語っています。

模写をする前と後の実際の短編作品を公開

小説書き始めのころ、お互い2000文字以内の短編を書いて批評し合う輪読会なる飲み会をしてました。

メンバーは小説を読むのは好きだけど、書いたことはないという会社の同僚たちです。

模写をする前の短編 小説書き始めて6か月目

ほんなら「たばこ」でどや

と、たばこを吸いながらお題を提示してきた陽キャの関西人。

ってことで集まったメンバーの中で一番へたくそって言われてしまった、我那覇が書いた『たばこ』の短編。

包み隠さず、そのまま公開します

模写前の作品 『たばこ』 

 15階建てのでかいオフィスビルのくせに3畳半程しかない狭いベランダの喫煙所で、
俺はタバコを吸っていた。
「畜生。今度こそ禁煙を成功させねえとな」
 タバコの煙が夏の青空に溶けていくのを眺めながら、俺は独り言をつぶやいた。
「けけ。やめろやめろ禁煙なんて。我慢してストレス溜める方がよっぽど体に悪いぜぇ」
 ため息混じりに煙を吐き捨てる俺にそう語りかけてきたのはもう一人の俺だ。俺はこい
つのことを『タバ浩一』と呼んでいた。
「タバコやめた途端にブクブク太っていく同僚を見てきただろうが。タバコ代が飯代やス
ナック菓子代に変わっただけなんだぜぇ」
 こいつは本当に口が上手い。いつもこいつに言いくるめられてしまい、禁煙はことごと
く失敗に終わるのだった。
「なにより、タバコをやめたらもうここには来れないんだぜぇ」
 タバ浩一は、いやらしくもねちっこい声で脳内に語りかけてきた。
「要は食事にでも誘えばいいんだろ? そうすればここに来る必要もなくなるわけだ」
 とにかくこいつの言いなりになってはいけない。そう思って俺は反論してみた。
「ほう、言いますなぁ。はっは! お手並み拝見といきましょか。ほら来たぜ」
 タバ浩一がそう言ったと同時にドアがゆっくりと開き、『彼女』がベランダの中へ入っ
てきた。
「あ、浩一さんだ! やった。お話しよ」
 彼女の名前は谷川美紀。彼女とは会社も違うし職場の階も異なる。そんなわけで喫煙所
以外で会うことはほとんどなかった。
 彼女と初めて会話をしたのは2ヶ月前。俺が喫煙所で携帯を弄ってた時のことだ。
「これ! どこで売ってたんですかぁ?」
 彼女はそう言って、俺の携帯に付いてたロックバンド『ニルヴァーナ』のロゴ入りスト
ラップに飛びついてきた。以来、喫煙所で会うたびにロックの話で盛り上がった。
「浩一さん、最近バンドの発掘してる?」
 谷川さんはタバコの煙を控えめに吐き出したあと、俺に問いかけた。
「そうだなぁ。チルドレン・オブ・ボトムあたりがマイブームかな」
 俺はかなりハードなメタルバンドを答えつつ、人差し指と親指でタバコを摘み、脇を開
けてワイルドな仕草を演出した。
「それってさぁ。メタル系? 流石に行き過ぎなのはなぁ」
「谷川さんの趣味ならデッド・レター・サーカスあたりが最近のオススメだね」
「へっへー! もう聞いちゃってるもんね。
でもそれ知ってるなんてさすが浩一さんだ」
 俺はタバコを吸う女性をあまり好きではないが、この人は特別。可愛いな畜生。
「おいおい。タバコの時間なんて5分そこらで終わっちまうぜ。早く誘ってみろよぉ」
 タバ浩一の野郎が頭の中で野次ってきた。
「あの……谷川さん」
 タバ浩一の催促に焦ったわけじゃないが、俺は本題を切り出そうとした。
「ん?」
 谷川さんは無邪気に顔を寄せてきた。
 俺の鼓動が激しくなる。駄目だ。心の準備が足りない。俺は誘いの言葉を飲み込んだ。
「その……タバコを吸うきっかけってなんだったのかなーって」
「キースリチャーズの真似してたらやめられなくなっちゃったんだ」
 谷川さんはペロッと舌を出した。
 キースリチャーズといえばタバコを吸いながらギターを引く有名なギタリストだ。
「馬鹿だねー」
「でしょ。ホント馬鹿。でも、それも今日でおしまい。私ね、結婚するの。子供も欲しい
しさ。だからタバコはこれが最後」
 そう言って谷川さんはとても素敵な笑顔を俺に向けた。
「そうなんだ。おめでとう」
 俺は谷川さんに釣られて笑顔を返した。
「ありがと。餞別にこれあげる。あと5本くらい入ってるよ」
 そう言って谷川さんはタバコの箱を俺に差し出し、喫煙所を出て行った。
「タバコをやめるいい機会じゃないか。なあタバ浩一」
 無人になった喫煙所で俺はつぶやいた。タバ浩一はしばらく黙っていた。
「無理すんなよ……」
 しばらくして、タバ浩一が静かに言った。
「わかるぜお前の気持ち。禁煙するなとは言わねえ。だが、今はとりあえず一服でもして
気を落ち着かせなよ」
 俺はタバ浩一の言葉に動かされ、谷川さんからもらったタバコに火をつけた。
「お前は本当に口が上手いな」
 吐き出した煙が甘い香りを残して、夏の青空に溶けていった。

我那覇さんが一番ヘタくそちゃう?

こいつ酔っぱらってるだけに、正直な感想すぎてきっつ!!

模写をした後の短編 小説書き始めて8か月目

2回目は酒でええんちゃう?

グラスをかかげながらお題を提示する関西弁の陽キャ。

一番へたくそと言われてから2か月、悔しさをバネに模写などをして文章力をどうにかしようとあがいた後に我那覇が書いた、『酒』の短編。

包み隠さず、そのまま公開します。

見出しタイトル

 今、俺の目の前には死神が座っている。黒いローブをまとい、フードを深くかぶって、人間の背丈をも超える大きな鎌を持った、なんともわかり易い格好をした奴が目の前にいるのだ。
 俺はこいつに大事な用があるのだが、それはそれとしてこいつとの時間を楽しもうと思う。せっかく目の前の死神が俺の酒に付き合ってくれるというのだから。
 こいつを初めに見たのは2日前。俺が病院のベットで寝そべりながら、窓の外の枯れ木と、舞い散る枯葉を眺めているときだった。
 俺は長年酒を飲みすぎて、主に肝臓とその他の臓器をボロボロにしてしまい、これ以上飲めばすぐにも死ねると宣告された。そういういきさつから入院となったわけだが、病室に俺の一人息子がドアを開けて入ってきたとき、まるで友達を連れてきたかのように、後ろから例の死神が入ってきた。仮装大賞でもやっているのかと思わせる死神スタイルは、一見ただの悪ふざけである。だが人一倍霊感が強い俺には、人とそうでない者を区別するのは、ゴミの分別より遥かに容易いことだった。
 こいつを見てしまったからには、のんびり入院などしている場合ではない。俺は医者の断りもなく、病院を勝手に抜け出して家へと戻った。
 当然と言えば当然なのだが、息子はそんな俺を叱りつけた。俺は息子の説教を聞き流しながら、窓から差し込む夕日で赤く染まった目の前のちゃぶ台に自分の人生を重ねた。まるで俺の人生のように安っぽいが、所々にあるシミや傷は息子と共に生きてきた軌跡でもあるのだ。思えば息子はもうすぐ成人。鼻水垂らしていたガキが、今では見下ろしながら随分と説教を垂れてくれるではないか。女房に先立たれて男手一つで育てた割に、うまいこと成長してやがる。
 息子はしばらく俺に向かって喚いたあと、壁に掛けられた時計を見た。
「病院へ行ってくる。父さんも病人なんだから後からちゃんと来てよ」
 息子はそう言うと慌てて出て行った。
 息子が開けたドアが、ギイッという安価な音を立てて閉じきったのを確認し、俺は台所で突っ立っている死神に声をかけた。
「死神さんよ。今夜だけ俺の酒に付き合ってくれ。死にぞこないの最後のお願いだ」
 俺の言葉に応じるか、そもそも言葉が通じるのかさえ半信半疑だったが、死神は無言で俺の真正面に座った。フードの中からは口元しか見えず、鼻から上は不気味なほどに真っ黒だ。 流石の俺も背筋に冷たいものを感じたが、同時に語り合う機会を与えてくれたこいつに、少しだけ人情めいた温かみも感じていた。
 俺は、息子の目をやり過ごすために押し入れに隠していた焼酎の一升瓶と、水垢が付着したコップを二つ、それから摘みのさきイカを取り出した。かくして俺は、生涯最後となるであろう、死神とのサシ飲みに酔いしれることとなったのだ。
 俺はしばらく何も喋らず、ちびりちびりと焼酎に口をつけた。5杯ほど飲み干した後、今度はさきイカを手にとって口元へ運び、奥歯で何度も噛み締めた。噛めば噛むほど息子との思い出が絞り出される。さきイカで『あの頃』を味わったら喉が再び酒を欲し、飲めば飲むほど息子への思いに酔いしれた。死神は酒には一切手をつけず、黙って俺の方を向いていた。
 俺は目頭を押さえて、フラフラした意識を一時的に呼び戻し、酔いの勢いを借りて死神に言った。
「俺はこのまま飲み続ければ死ぬはずだ。だから息子の代わりに俺を連れていけ」
 息子は生まれた頃から心臓が弱く、二十まで生きられないだろうと言われた。それから今日に至るまで、息子はずっと病院通いの日々だった。
 息子はもうすぐ二十になるのだ。それなのに、息子が死神を連れて俺の前に現れた。息子は長く生きられないと知りながらも一生懸命生きてきた。勉強だってできるし、友達も大事にする心優しい自慢の息子だ。
 死ぬのはこの、飲んだくれのロクでもない親父だけでいい。
 息子のことを考えていると、胸が苦しくなってくる。息も苦しくなってきた。喉が痛くなり、急に咳が出て口を両手で抑えると、掌が赤く染まる。昔はよく、幼い息子にいちごのかき氷を買ってやったっけ。掌の赤がそんな情景を脳裏に蘇らせて、勝手に涙が溢れてくる。
 身動きせずに座っていた死神が、不意にゆっくりと立ち上がった。
「愚かな男が勝手に死んだ。それだけのこと」
 初めて聞いた死神の声は、底の見えない洞穴の奥から聞こえてくるような、脳に直接響くような、得体の知れない不気味さがあった。
「息子は助からないのか!」
 俺が血を垂らしながら問いかけると、死神は再び口を開いた。
「さあ。ただ、私はあなたを連れて行くだけで手一杯になってしまいました」。
 俺は薄れゆく意識の中で、壁にぶら下がっている時計を見た。時刻は0時2分。
 倒れ込みながら見上げた死神の顔は、相変わらず鼻から上が無情の暗黒ではあったが、口元はわずかに微笑んでいるようだった。
 俺は目を閉じながら、心の中で祝った。息子よ、誕生日おめでとう。
 お前はついに二十を迎えた。

まとめ

いかがだったでしょう

たばこのやつはセリフが多くて、なんか素人くさいぽよね

酒のやつは、ストーリーとしても評判いいし、文章力もあがってはいるんじゃないかって思います。

実際、周りの評価もガラッと変わったし、酒のやつはストリエというサイトでもおススメ作品として取り上げてもらいました。

模写は意味がないという人もいますし、模写が一番の近道という人もいます。

どちらも否定、肯定できないかなって思うんですけど、私は模写によって文章力が身に付いたと思っています。

模写すべきか迷っている人の参考になれば、幸いです

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