この記事では、kindle出版した電子書籍が売れるために、どのようなタイトルにすべきかを解説します。
こんな人に読んでほしい
- kindle本を出したい
- kindle本を出してみたけど売れない
- kindle本で売れるタイトルの付け方を知りたい
kindle出版で電子書籍が売れるかどうかを左右するのは、中身の良し悪しよりもタイトルの付け方にあります。
この記事を読むことで、kindle本が売れるためのタイトルの付け方が分かります。
そして、あなたがこれから出版するkindle本で収益がしっかり出せるようになりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
タイトルの付け方にも明確な考え方が存在する
タイトルは売り上げに直結する大事なものです。
どんな本なのかがわかるタイトルにすればいいんじゃないのかぽよ
いえいえ、タイトルの付け方にもちゃんとノウハウがあります
それを無視してタイトルを適当に決めてしまうと、残念な結果が待っています。
例えば、小説の書き方を示した本を出版するとします。
こんなタイトルは売れない
- 「我那覇アキラ流・小説の書き方」
- 「小説指南書」
- 「さあ、小説を書こう」
こんなタイトルは、まあ売れません。
中身がすごくよかったら、口コミとかで広がるもんじゃないのかぽよ
マジで売れません!
どんなに素晴らしいノウハウを詰め込んでも、タイトルがダメだと売れません!
kindle出版は後からタイトルを変えづらい
KDPから出版するとき、色々な情報を設定します
タイトルとか著者名とか、本の紹介欄とかぽよね
紹介欄は出版した後でいくらでも変更できるんですけど、基本的にはタイトルと著者名は一度出版すると大幅な修正が難しいです。
本を一度出版しても電子書籍の情報を入力するページでは、タイトルが修正できる状態になってはいます。
そこでの修正は誤字脱字レベルならOKらしいです。
しかし、タイトルそのものが大幅に変わる(新たに単語が加わるなど)ような修正はNGとのこと。
タイトルや著者名を変更する場合は新しい本として再出版となり、内容紹介の上部に「以前のタイトルは『〇〇〇』、著者は [△△△] です。」と記載する必要があるそうです。
また、表紙に書かれているタイトル文字とタイトルが大きく異なるのもNGです。
タイトルを修正したい場合は表紙の修正も必要ということですね。
だから特に外注して表紙を作ってもらっている場合は、さらにタイトルの修正が難しいんですよ。
つまり、タイトルはほぼ一発勝負ってことなのです。
タイトルの更新についてはKDPのヘルプ(本の詳細情報の更新)を参照ください。
ただし、サブタイトルはいくらでも変更可能です。
もしもタイトルで失敗したなと思ったら、サブタイトルでテコ入れしてみることをおススメします。
タイトルを考えるときに必要な5要素
タイトルは以下の要素について考える必要があります。
- キーワードを含める
- 誰向けの本か(ターゲット)
- 数字を使う
- 目を惹くフレーズを使う
- ベネフィット
1つづつ解説よろしくぽよ
1.キーワードを含める
kindleストアで読者さんが本を探す場合って、欲しい本に関連するキーワードで検索しますよね
だから、読者さんが検索するキーワードを意識して、本のタイトルにそのキーワードを含める必要があります。
例えば小説の書き方の本を出版するなら、キーワードは「小説」「書き方」ですね。
他にも初心者向けの場合は「初心者」もキーワードになるでしょう。
キーワードで検索してもらうためにも、タイトルに「小説」「書き方」「初心者」を含めるわけです。
このようにキーワードを意識して検索されやすいようにすることを「SEO(Search Engine Optimization)」と呼びます。
タイトルにキーワードを含める、これすっごく大事ですからね。
ただし、本の中身とまったく関係のないキーワードにするのは絶対NGですよ。
そんなことをしてうっかり本を買っちゃった方がいたら、低評価くらって本が売れなくなる可能性がありますし、自分の経歴に傷をつけてしまいます。
タイトルの付け方は以下の記事の「検索されやすいタイトルにする」を参照ぽよ
2.誰向けの本か(ターゲット)
「小説の書き方」の本を出す場合で考えてみましょう
小説を書いている人がターゲットぽよ
間違いではないですが、もっとターゲットを絞り込む必要がありますね。
同じ小説の書き方でも、初心者とプロ一歩手前の作家志望者とでは欲しい情報が全然違いますよ。
例えば、小説を書いたことなくて、書き方を知りたいと思っている人がいたとします。
- 「小説の書き方」
- 「初心者向け小説の書き方」
どちらを買うかというと、絶対に②でしょう
だからターゲットをきっちり絞り込んで、誰がターゲットなのかが分かる言葉なりフレーズを盛り込む必要があります。
でも「初心者向け」ってタイトルに付けたら、初心者しか読まないから読者が減るんじゃないかぽよ
「小説の書き方」の本は沢山あります
そんな中でターゲットを絞らずに本を出したら、自分の本は埋もれてしまいます
それに初心者以外の人が気まぐれでクリックしたとしても、試し読みなどで中を読んだらこれは自分向きじゃないなってことで、どのみち購入には繋がりません。
3.数字を使う
タイトルとかキャッチコピーに数字を含めると、効果やメリット、手順を読者がイメージしやすくなります。
例えば
- 初月で月5万稼げるようになる
- 小説を仕上げる簡単4ステップ
- 1日たったの5分で痩せる
- ブログを成功に導くたった1つの~
言われてみれば本のタイトルだけじゃなくて、yotubeのサムネとかブログのタイトルでもよく見かけるぽよ
数字を入れることで
「そのくらい稼げるのかー」
「4ステップで出来るのかー」
「5分でいいのかー」
って感じで、自分でも出来そうと思ってもらいやすくなるし、具体的にイメージしやすくなります。
「短時間で」よりも「わずか5分で」のほうが、断然イメージできるしポチりやすくなりますでしょ
4.目を惹くフレーズを使う
例えば以下のようなフレーズです。
「かんたん」
「分かりやすい」
「サルでも分かる」
「徹底解説」
よく見かけますよね。
たとえば初心者向けだった場合は「分かりやすい」を付けたほうが手に取ってもらいやすくなります。
個人出版で売れてるkindle本のタイトルを参考にして、自分が出そうとしている本に合ったフレーズを付けるとよいでしょう。
5.ベネフィット
ベネフィットって何ぽよ
読者がこの本を読むことで、どんな未来が手に入るか、というものですね
言い換えると「この本を読んだら、こんな未来が手に入りますよ」というもの。
で、ベネフィットはメリットと同じものと勘違いされがちですが、実は違います。
例えば、小じわが取れる化粧品があったとしましょう。
- 小じわが取れる
- 見た目が若返る
この化粧品のベネフィットは何かというと
- 見た目に自信がつき、心のゆとりが生まれて人生が楽しくなる
- 見られることが嬉しくて、外に出かけたくなる
というように「この化粧品を使ったらどんな未来が手に入るのか」
これがベネフィットです。
メリットだけでなく、さらにベネフィットまで伝えられるようなタイトルを付けましょう
読者さんを大事に! 売れることだけに拘っては失敗する
タイトルが大事だと解説しましたが、だからといって本の中身と見合っていないようなタイトルで読者さんを騙すようなことだけは、やってはいけません。
あくまでも読者さんにとって有益になる、価値のある情報は何かを考えて本を作り、そしてタイトルを決めることを心がけましょう。
例えば「分かりやすい」という言葉を使うなら、本当に分かりやすいということを意識した内容にするのです。
だからと言って逆に
「うーん、他の本より分かりにくいかもしれないから、分かりやすいと言い切れるか不安」
「プロが書いた本の方が絶対クオリティ高いから、徹底解説なんて言葉を自分が使うのはおこがましい」
という考えもいらないです
捨ててください
著者なりに読者さんのことを考えて「分かりやすさ」を意識して文章を書き、そのうえでタイトルに「分かりやすい」「かんたん」という言葉を使えばよいのです。
ところで、こういったタイトルやキャッチコピーの付け方は「セールスライティング」と呼ばれる技術を使っていたりします
難しそうな言葉ぽよ
このセールスライティングって、yotubeのサムネやブログタイトル、kindle本の表紙などなど、あらゆるところで使われている技術なんですよね。
つまり今の時代、企業だけでなく個人で活動している人たちですら普通に使っているんです。
まず、ベネフィットという言葉、知ってました?
この言葉を知らなかった方は、個人出版の入り口に立てていないと思ったほうがいいかもってくらい、個人で売り出すなら常識の言葉です。
私はこの本を読んで「セールスライティング」を学びました。
この本じゃなくてもいいですが、個人出版など個人で収益を出そうと思うなら「セールスライティング」「セールスマーケティング」の知識は身に着けておきましょう。
我那覇アキラの本のタイトルを例に見てみよう
では、ベストセラーを獲得したこちらの本で見てみましょう
1.キーワードを含める
キーワードは「ストーリー」「作り方」ですね
2.誰向けの本か(ターゲット)
「初心者」がターゲットぽよ
3.数字を使う
タイトル以外の部分ですが、「5ステップ」と数字を含ませています
また「この1冊ですべてが分かる」と記載することで、この1冊を読めば一通りのことがわかるということを示しています。
4.目を惹くフレーズを使う
「必ず完成できる」が該当します
他にもタイトル外ですが「徹底解説」を入れてます。
5.ベネフィット
ベネフィットについても「必ず完成できる」の部分が該当しそうですが、この本のタイトルは掘り下げが足りないですね。
そうなのかぽよ
ベネフィットとして「ストーリーが完成できる」ことで、読者さんがどんな未来を手に入れるかってとこまでタイトルに含める必要がありました。
例えば完成できることで
- ストーリー作りが楽勝になる
- おもしろいストーリーが作れるようになる
- ストーリー作りが楽しくてしょうがなくなる
- 新人賞に受賞しやすいストーリーが作れるようになる
みたいに、読んだ後に読者さんが手に入れる未来を示してあげる必要があります。
その部分がこの本のタイトルには足りませんね。
とはいえ、何でもかんでもタイトルに含めると、今度は長くなりすぎてしまいます。
長いタイトルって微妙ですよね。
そこで、サブタイトルを利用します。
タイトルは大幅には変えられませんが、サブタイトルはいくらでも変更可能です。
サブタイトル「この1冊でおもしろいストーリーが生み出せるようになり、小説を書くのが楽しくなる!」
こんな感じでいかがでしょう
まとめ
- タイトルの付け方にも明確な考え方が存在する
- kindle出版は後からタイトルを変えることができない
- タイトルを考えるときに必要な5要素
- 読者さんを大事に! 売れることだけに拘っては失敗する
- 我那覇アキラの本のタイトルを例に見てみよう
タイトルは売り上げに直結する大事なものぽよ
どんなに素晴らしいノウハウを詰め込んでも、タイトルがダメだと売れません
kindle出版はタイトルを後から大幅に変えるのが難しいぽよ
だからこそ慎重に、しっかりしたノウハウに従ってタイトルを決めましょう
それでもやはり、あとから足りなかった要素があったり追加したいフレーズが出てきたら、サブタイトルを修正しましょう。
サブタイトルなら、いくらでも修正可能です。
タイトルを考えるときに必要な要素が5つあるぽよ
- キーワードを含める
- 誰向けの本か(ターゲット)
- 数字を使う
- 目を惹くフレーズを使う
- ベネフィット
タイトルには検索でひっかかるキーワードを含めるぽよ
kindleストアで実際に検索キーワードをリサーチして、タイトルに含めるようにしましょう
出版する本のターゲットを絞り込んで、タイトルに含めるぽよ
例えば小説の書き方の場合、小説を書いてる人ってだけでなく、初心者なのか中堅なのか、ミステリーなのかラノベなのかなど、どういった人向けなのかを絞り込んでいきましょう。
数字を使うと読者が本の内容と効果をイメージしやすくなるぽよ
ポチりやすくもなりますよね
「分かりやすい」とか「徹底解説」とか、目を引くフレーズを使うぽよ
個人出版で売れてる本のタイトルには、だいたい目を引くフレーズが含まれていますので、真似していきましょう。
真似しようと思ったそのタイトルも、誰かの真似をしているか、こういうフレーズが売れると知っていて付けています。
ベネフィットをタイトルに含めるぽよ
「この本を読んだらどんな未来が手に入るか」これがベネフィットです。
セールスマーケティングの世界では常識の言葉なので、この言葉とその意味が分からない方は、セールスマーケティングやセールスライティングを学ぶことをおすすめです。
では、これらのことをしっかりタイトルに盛り込んで、kindle出版を成功させてください。
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