今回は私の憧れの小説家、乙一先生の作品の中から、本格的なホラー・ミステリーが読みたくてたまらない人に向けた、おススメ【黒乙一】ランキングトップ5をやっちゃいます!

乙一は17歳でプロデビューした天才作家ぽよ

私の作品も、乙一先生の影響を受けまくりですよ
乙一先生の作風はものすごく幅が広く、はハートフルな作品から猟奇殺人、ホラーまで、ジャンルは様々。
まったく違う雰囲気の作品を書いちゃうので、ファンの間では「白乙一」「黒乙一」なんて言葉で区別されているのです。

今回は「黒乙一」のおススメ作品ぽよ
とりあえず何から読めばいいの?
って人は、乙一の原点でありおススメNo1の「夏と花火と私の死体」と乙一作品の超人気作「GOTH」を読めばバッチリですよ。
ちなみに「GOTH」は「夜の章」と「僕の章」の二冊があります。
黒乙一のおすすめ作品ランキングトップ5

※2021.06.17時点の情報です
順位 | 作品名 | 値段(kindle価格) | 簡単な内容説明 |
---|---|---|---|
5位 | 暗黒系(「GOTH 夜の章」に収録) | ¥416 | 世間を震撼させていた猟奇殺人。ある日、一人の女子高生は、犯人が落としたであろうメモ帳を拾う。 メモ帳には、まだニュースになっていない被害者と殺害現場が記されていた。 |
4位 | リストカット事件(「GOTH 僕の章」に収録) | ¥455 | 連続手首切断事件。 それは主人公とヒロインが出会うきっかけとなった事件。 いや、犯人もやばいけどさ、主人公もかなりのサイコだぞ。 |
3位 | 暗黒童話 | ¥550 | ある事故で片目を失った少女は、眼球の移植手術によって視力を取り戻した。 しかし眼球の元の持ち主が生前見ていた過去の光景が、ことあるごとにフラッシュバックする。 目の元の持ち主は、何かヤバいものを見たらしい。 |
2位 | 土(「GOTH 僕の章」に収録) | ¥455 | ただただ人間を埋めたい衝動にかられた男の話。 のどかな日常の中で「かわいそうに、かわいそうに」と被害者を憐れみながら、男はとんでもない恐ろしいことを実行する |
1位 | 夏と花火と私の死体 | ¥440 | これを17歳のときに書いたんだって? おいおいおいおいおいおいおいおい、天才すぎるぞ! だから気に入った! 第六回ジャンプ小説ノンフィクション大賞で審査員たちをうならせた、乙一先生の原点ともいうべきデビュー作 |
5位 暗黒系(「GOTH 夜の章」に収録)


「暗黒系」は黒乙一先生が出した本の中でも1、2を争うくらい有名な本「Goth」に収録されている作品です。

タイトルからして黒乙一ぽよね

ちなみに「Goth」は短編集ではありますが、同じ主人公とヒロインが数々の猟奇的な事件に首を突っ込んだり突っ込まなかったりする作品です
そんな数々の猟奇的な事件の中でも私が気に入っているストーリーが、この「暗黒系」。
メディアでも取り上げられた、とある猟奇殺人の犯人が落としたであろうメモ帳を拾ってしまったヒロインさん。
しかもそのメモ帳、まだニュースにもなっていない被害者の殺害の様子まで記されていた。

ということは、まだ死体が見つかっていないぽよね
警察に届けるぽよ!

ところが、そうしないのがGothのヒロインと主人公
なんとメモを頼りに、まだ世間に知られていない殺害現場へ行ってみようと言い出すのです。
単なるサスペンスじゃなく、主人公とヒロインもなかなかにぶっ壊れているのがGothの面白いところ。
ヒロインは重度の中二病かなって感じですが、主人公はガチのサイコパスですねこりゃ。
でも、そのサイコっぷりがダークヒーロー的でかっこよかったりします。
「Goth」の登場する犯人は人間じゃなくて妖怪だと思ってくださいって、乙一先生もおっしゃってます
そのくらいヤバいやつらしか登場しないってことです。
「Goth」はコミカライズもされていて「暗黒系」もコミックに収録されています。
ちょっとヤバい死体も出てくるんで、そういうのが苦手な人にはおススメできないですけど。

GOTH (角川コミックス・エース)
さらに実写映画化されていて、この「暗黒系」と後に紹介する「リストカット事件」を足したようなストーリーになっています。

「Goth」のヒロインはシンケンジャーのシンケンピンクが演じているぽよね

GOTH[ゴス] デラックス版 [DVD]
4位 リストカット事件(「GOTH 僕の章」に収録)


はい、ついさっきも出てきた、「Goth」に収録されている「リストカット事件」です

今度のヤバいやつは、手を切り取ってコレクションしているサイコ野郎です

ジョジョの吉良吉影みたいなやつぽよね
まさにそうですね。
当然ながら謎の犯人の正体に迫るサスペンスなストーリーになっています。
私がこの作品で気に入ってる一番の要素は、主人公もまたサイコ野郎だったことがわかるっていうところですね。
この「リストカット事件」は小説もいいですし、漫画の方でも主人公のサイコな魅力が上手く表現されていて、どっちもおススメ。
「Goth」に収録されているエピソードはどれも面白いですが、その中でも「リストカット事件」と「暗黒系」はメインの2作品って感じです。

実際、映画ではこの二つの事件が合体したようなストーリーぽよね

「Goth」は「僕の章」と「夜の章」の二つが存在しているところも、中二病心をくすぐられますよね
3位 暗黒童話

事故で片目を失った女子高生の主人公は、すでに亡くなった他人の眼球を移植手術することになった。
記憶も失い、途方に暮れる主人公。
そんな主人公の移植した片方の眼球が、突然見知らぬ光景を映し出したのです!
どうやらその眼球が映しているのは、元の目の持ち主が生前見てきたであろう過去の映像!
主人公は目に映る光景を頼りに、目の持ち主の地元を訪れる。
そして、世にも恐ろしい激ヤバ事件に巻き込まれるのでした……。

怖そうぽよね

ですね
結構エグい描写もありますので、苦手な人にはおススメできないです
乙一先生は短編から中編くらいの作品がほとんどなんですが、この暗黒童話は珍しく長編です。
暗黒童話が4位というのは、もしかしたら乙一ファンからすると賛否ありそうですが、私が初めて読んだ乙一作品ということもあり、かなり衝撃を受けた作品でした。
事件というか怪奇現象というか、それがものすごくおぞましいですけど、主人公の行動や結末はどこかさわやかな部分もあって、読後感もよかったです。
2位 土(「GOTH 僕の章」に収録)

数ある乙一作品のなかでも、個人的にトップクラスのサイコな怖さを感じたのが、この「土」でした。
この作品は殺人鬼の視点でお話が進むのですが、心理描写も情景描写も怖くてもう。
死体を切り刻むとか「ひゃっはー!」とか叫びながら人を襲うとか、そういうのじゃないんですよ
温かい日差しが照らす庭。
どこからか子供たちのはしゃぐ声が聞こえてくる、和やかな日常の風景。
そんな夏の朝、訳の分からない衝動に駆られてきた男は、ついにそれを実行に移します。
「かわいそうに、かわいそうに」と、被害者を憐れみながら、ただ静かに淡々と……。

いや、こっわ!

怖いぽよ
黒乙一の真骨頂かぽよ
このサイコな殺人鬼の静かで丁寧な言葉遣いも怖いです。
めっちゃ怖くて面白くて、個人的に超おすすめです。
この作品は「Goth」の「僕の章」に収録されています。

5位、4位、2位が「Goth」の収録作品なのかぽよ

そういった意味では、著書のおススメNo.1は「Goth」かもですね
TOP5入りしていない他のエピソードも面白いものばかりですよ
1位 夏と花火と私の死体

友達に突き飛ばされて殺されてしまった幼い女の子。
友達とその兄が死体となった女の子を隠すために奮闘する。
そんな友達とその兄を、死体の女の子は色々なことを思いながらも、ただただ眺めていた。

死体の女の子の視点で書かれた話ぽよね
その発想からして、天才ぽよ
しかもこのお話を書いたとき、乙一先生は16歳だったそうな。
そして17歳のときにこの作品でジャンプ小説ノンフィクション大賞を受賞し、若くして作家デビューを果たしたんです。

くそー!!
天才だな~!!

お主におススメされて、我はこの本で読書感想文を書いたぽよね
怖い話だったぽよ
死体の女の子が溝の隙間に隠されたとき、自分の素足をまじまじと見られて恥ずかしいな、みたいな心理描写のところとか、ホラーっすよね
ということで、私の中のおススメ黒乙一作品の第1位は、世に出された一発目の作品、『夏と花火と私の死体』です!
死体目線という超斬新な視点!
高い文章力に描写力!
天才的なストーリー構成!
これを16歳が書いたとか、おいおいおいおいおいおいおいおい!

だから気に入った!
黒乙一作品ランキングに、なぜあの作品が含まれていない!


実は乙一先生の作品の中でも、「Goth」に次いで有名な作品として「ZOO」という著書があります

他よりおススメ度が低いのかぽよ

実は実写映画を観ただけで、小説読んでないんですよね
ただ、映画は「ZOO」に収録されている短編のうちの
「カザリとヨーコ」「SEVEN ROOMS」「SO-far そ・ふぁー」「陽だまりの詩」「ZOO」
という5作品が映像化されていて、どれも面白かったです!
5作品ですけど特徴がてんでばらばらで、まるで世にも奇妙な物語みたいに異なる雰囲気の話でした。

「SEVEN ROOMS」「SO-far そ・ふぁー」が特に面白かったな~
ちゃんと小説で読んでいたら、TOP5入りしたかも。
まとめ

※2021.06.17時点の情報です
順位 | 作品名 | 値段(kindle価格) | 簡単な内容説明 |
---|---|---|---|
5位 | 暗黒系(「GOTH 夜の章」に収録) | ¥416 | 世間を震撼させていた猟奇殺人。ある日、一人の女子高生は、犯人が落としたであろうメモ帳を拾う。 メモ帳には、まだニュースになっていない被害者と殺害現場が記されていた。 |
4位 | リストカット事件(「GOTH 僕の章」に収録) | ¥455 | 連続手首切断事件。 それは主人公とヒロインが出会うきっかけとなった事件。 いや、犯人もやばいけどさ、主人公もかなりのサイコだぞ。 |
3位 | 暗黒童話 | ¥550 | ある事故で片目を失った少女は、眼球の移植手術によって視力を取り戻した。 しかし眼球の元の持ち主が生前見ていた過去の光景が、ことあるごとにフラッシュバックする。 目の元の持ち主は、何かヤバいものを見たらしい。 |
2位 | 土(「GOTH 僕の章」に収録) | ¥455 | ただただ人間を埋めたい衝動にかられた男の話。 のどかな日常の中で「かわいそうに、かわいそうに」と被害者を憐れみながら、男はとんでもない恐ろしいことを実行する |
1位 | 夏と花火と私の死体 | ¥440 | これを17歳のときに書いたんだって? おいおいおいおいおいおいおいおい、天才すぎるぞ! だから気に入った! 第六回ジャンプ小説ノンフィクション大賞で審査員たちをうならせた、乙一先生の原点ともいうべきデビュー作 |

17歳でデビューしてから、ずっと最前線で作品を生み出し続けた乙一先生
小説だけでなく、映画化やアニメ化、CGアニメ、ラノベ、コミカライズなどなど、様々な媒体で売り出されている超売れっ子!
そんな天才作家・乙一先生の世界観を堪能してみましょう。
きっとあなたの創作にインスピレーションを与えてくれると思います!

私は与えられまくりでしたよ、インスピ
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