【ミステリー小説の書き方】密室トリック分かりやすい作り方5ステップ

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ミステリーの書き方

今回はミステリー小説が書きたい、書いている人に向けて、ミステリーの定番の一つである密室トリックの作り方について解説します。

こんな人に読んでほしい
  • ミステリー、サスペンス小説が書きたい
  • 密室トリックの作り方が知りたい
  • トリック考えるのって難しそうで無理

ミステリーといえばトリックですよね。

なんだか考えるの難しそう、考えてはみたけど全然思いつかなかったって人も多いかもしれません。

この記事を読むことで、密室トリックの作り方、考え方がわかります。

そして、自分でも密室トリックが作れるようになりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

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そもそもトリックとは

トリックを使う目的は分かりますよね

犯人が罪を逃れるために使うぽよ

では、なぜトリックを使うことによって犯人が罪を逃れられるのでしょうか

犯人キャラには犯行は無理だって思いこませることができるから、ぽよ?

そのとおり!

トリックとは、人間の思い込みを利用して錯覚を起こさせることなんです。

人間の思い込みの例
  • 外から部屋のドアを施錠するにはカギが必要、という思い込み
  • 体重の重い被害者を短時間で移動させるなんて、力のある男性じゃなきゃ無理だ、という思い込み
  • 遠くにいる人間が被害者を殺すなんて不可能だ、という思い込み

分かってしまえば「そんなこと?」みたいな簡単なトリックでも、思い込みで視野が狭くなっている人間には気づけないもんです。

「コロンブスの卵」がまさにそれですね

ちなみに「コロンブスの卵」とは


コロンブスさん
コロンブスさん

この卵を立ててみるぽよ

いや、無理っしょ

コロンブス、ゆで卵の下の部分のカラを割って、底が平たくなっている状態にして立たせて見せる。

なんやそれ

そんなん誰でもできるがな

 コロンブスさん
コロンブスさん

でも誰も思いつかんかったぽよ
おまえらの負けぽよ


密室トリックの考え方

では、密室殺人のミステリーを書きたい場合、どうやって密室トリックを考えますか?

まずは密室にする方法を考えるぽよ

それって、卵は丸いから立たせることが出来ないっていう思い込みを持ったまま、立たせる方法を一生懸命考えるのと一緒ですよ

コロンブスはたぶん、ゆで卵のカラをむいた後、遊び半分で立たせてみたんでしょうね。

そして「卵を立たせることができる?」っていうクイズを思いついて、みんなに出題して、ドヤ顔したってわけでしょう。

自分だけ他の方法を最初から知っているクイズをみんなに出題してマウントとるとか、ずるいぽよね

まあ、これはずるとかではなくて、それを最初に思いつくことが難しいんだよっていう教えみたいなやつですけど

それはさておき、トリックもこれと同じで、出題者側はあらかじめ自分の都合のいい条件を作りこんでから、クイズを出題することができるってわけです。

なので発想法としては、いきなりトリックを考えるんじゃなく、まずは普通に部屋で事件を起こしてみて、その部屋にはどんな思い込みがあるかを洗い出していきます。

そして、その思い込みを利用したトリックを考えて、さらに実行可能な条件を作者の都合がいいように作っていくんです。

作者視点で密室を作る手順
  1. 部屋の中で事件を起こして施錠してみる
  2. 第三者が密室だと思い込む状況を考える
  3. 第三者の思い込みを洗い出す
  4. 思い込みと逆のことを考えて、よさげなトリックを絞り込む
  5. トリックに都合のいい状況を足していく

ステップ1:部屋の中で事件を起こして施錠してみる

自分の職場や家、通っている図書館、サークル活動で利用している部屋などなど。

鍵がかかっていれば密室になる部屋もあれば、カードキーや指紋・静脈認証による施錠システムの部屋もありますね。

最初の段階では密室のことは置いておき、どんな部屋でもいいんで事件が起こる部屋を想像してみましょう。

そして部屋の中で事件を起こしたら、とりあえず想像の中でカギを閉めてみましょう。

ステップ2:第三者が密室だと思い込む状況を考える

部屋がどんな状態なら、第三者は密室だと思い込むかを考えましょう

それが難しいんじゃないのかぽよ

いやいや、この段階ではトリックを考えるんじゃないですよ

たとえばよくあるのが、

「ドアを開けられる唯一のカギが、施錠された部屋の中に転がっている」

というやつですね。

ステップ1で事件を起こしたのが、どんな部屋かを思い返してみましょう。

  • 指紋認証の部屋
    ⇒Aさん以外の指紋では入れない部屋の中で、Aさんが死んでいた
  • 施設の会議室や学校の部室など
    ⇒施錠された部屋の中で、死んだ被害者がカギを握りしめていた
    ⇒事件が起きた部屋の鍵は、ずっと複数の警備員がいる警備員室に保管されていた

トリックのことはいったん置いといて、事件が起きた部屋が密室になる状況を、まずは考えてみるのです

同じ部屋でも、密室になる条件は一つとは限りません。

ステップ3:第三者の思い込みを洗い出す

密室になる状況を考えたら、その状況の中にどんな思い込みがあるかをたくさん洗い出してみましょう

ちょっと何言ってるか、わからないぽよ

例えば、こんな感じですね。

第三者の思い込み例

Aさん以外の指紋では入れない部屋の中で、Aさんが死んでいた。

  • Aさん以外には入れないという思い込み
  • 指紋認証以外に入るすべはないという思い込み
  • 部屋の中で死んでいたAさんが、その部屋の中で絶命したという思い込み
  • 事件発生時にも部屋の鍵がかかっていたに違いないという思い込み
  • 死体は動くことができないという思い込み

ほら、一つの事件でもたくさんの思い込みがあるでしょ

トリックは思い込みを利用することですからね。

ステップ4:思い込みと逆のことを考えて、よさげなトリックを絞り込む

第三者の思い込みを洗い出したら、思い込みと真逆のことをする方法を考えてみましょう。

それがトリックになります。

  1. Aさん以外には入れないという思い込み
    ⇒実はBさんも指紋認証で入れる設定になっていた。
    ⇒Aさんの指紋の型を事前に取っていた。
  2. 指紋認証以外に入るすべはないという思い込み
    ⇒指紋認証の扉以外の秘密の抜け穴が……
  3. 部屋の中で死んでいたAさんが、その部屋の中で絶命したという思い込み
    ⇒別の部屋で殺した後、死体となったAさんを運び、死体の指を使ってドアを開けてAさんを部屋の中に放り込んだ
  4. 事件発生時にも部屋の鍵がかかっていたに違いないという思い込み
    ⇒BさんがドアをノックしたのでAさんがドアを開けたら、いきなり刺されたAさん。追撃を逃れるために、Aさんが自ら扉を閉めた
  5. 死体は動くことができないという思い込み
    ⇒Aさんの手足はロボットだった。犯人はAさんを殺したあと、遠隔操縦で手足を動かして、部屋の中へと誘導した

逆のことを考えてみてしっくりいったトリックがあれば、ステップ5でトリックを発展させます。

手足がロボットとか、無茶苦茶なトリックが混ざってるぽよね

まあ、どんなアイデアでも否定せずに出してみると、案外面白いミステリーになったりすることもありますよ

「外天楼」を読んでみなされ。

その発想はなかったわーっていう面白いトリックに関心させられますよ。

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ステップ5:トリックに都合のいい状況を足していく

トリックを絞り込んだら、そのトリックが実行できる状況を作っていきましょう。

例えば

  1. 実はBさんも指紋認証で入れる設定になっていた。
    ⇒Bさんは指紋認証の設定をいじれる立場の人間にしよう
  2. 指紋認証の扉以外の秘密の抜け穴が……
    ⇒被害者と犯人しか知らない、秘密の抜け穴が存在する理由を用意しよう
  3. 別の部屋で殺した後、死体となったAさんを運び、死体の指を使ってドアを開けてAさんを部屋の中に放り込んだ
    ⇒エレベーターや荷車があることにして、死体を短時間で運べる条件を整えよう
  4. BさんがドアをノックしたのでAさんがドアを開けたら、いきなり刺されたAさん。追撃を逃れるために、Aさんが自ら扉を閉めた
    ⇒まあ、これだけでも成立しそうだな
  5. Aさんの手足はロボットだった。犯人はAさんを殺したあと、遠隔操縦で手足を動かして、部屋の中へと誘導した
    ⇒被害者と加害者はロボット工学的な技術を持っていることにしよう

ちなみに以下の小説に出てくる密室殺人は、今回ご紹介したやり方で作りました。

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実際に密室トリックを作ってみよう

例題:静脈認証で施錠するドアがあり、入退室のログが残る部屋

現実に存在する部屋をモデルにしています。

この部屋の条件は以下のとおり。

部屋の条件
  • 静脈認証は指紋認証と同じで指先を押し当てて、カギを開けるタイプ
  • 扉の外にも中にもカギを開けるための静脈認証が存在していてるので、入るにも出るにも認証が必要
  • 外からカギを開けたら、「開けた人」「外から開けたこと」「開けた日時」がログとして残る
  • 中からカギを開けたら、「開けた人」「中から開けたこと」「開けた日時」がログとして残る

ログが残るところがポイントぽよね

ステップ1:部屋の中で事件を起こして施錠してみる

ということで、部屋の中でやっちゃっいました

警察が調べた死亡推定時刻は夜10~12時くらいになる設定ぽよ

ステップ2:第三者が密室だと思い込む状況を考える

さて、静脈認証で出入りできてログも残るこの部屋が、どんな状態なら密室と言えるかを考えましょう。

密室の条件

被害者Aの死体だけが存在し、犯行日のログには被害者Aが入室した記録だけが残されている。

つまり、被害者A以外には部屋に入った記録も、出ていった記録もログには残されていないのだ!

被害者Aと犯人が一緒に入れば、犯人の入室の記録は残らないんじゃないかぽよ

うんうん
そうやって可能性を洗い出して、つぶしていくことが大事ですよ

ちなみに、犯人が被害者Aと一緒に部屋に入ったとしても、出ていくときも認証が必要だから、もし一緒に入ったのなら犯人が出ていった記録が残りますね。

ステップ3:第三者の思い込みを洗い出す

では、被害者Aさんの死体があり、静脈認証で入退室のログが存在する部屋に、どんな思い込みが存在するかを洗い出していきましょう。

思い込みの洗い出し
  1. 死体発見当時、被害者A以外に誰もいなかったという思い込み

  2. 入退室のログが必ず残るという思い込み

  3. 確認したログが死体のあった部屋のものという思い込み

  4. 殺害時刻が夜10~12時という思い込み

  5. 静脈認証以外に入退室する方法がないという思い込み

  6. 事件発生時にドアが閉まっていたという思い込み

まだまだ洗い出せそうですが、今回は例なのでこの辺んで。

ステップ4:思い込みと逆のことを考えて、よさげなトリックを絞り込む

では、まずは思い込みと逆のことを考えてみましょう。

思い込みを逆手にとる例
  1. 死体発見当時、被害者A以外に誰もいなかったという思い込み
    ⇒部屋のどこかに犯人が隠れ潜んでいて、発見者が開けたドアから隙を見て逃げ出した

  2. 入退室のログが必ず残るという思い込み
    ⇒犯人だけはログが残らないように、静脈認証システムのプログラムを改造していた。

  3. 確認したログが死体のあった部屋のものという思い込み
    ⇒警察に渡したのは、犯行があった部屋とは別の部屋のログだった

  4. 殺害時刻が夜10~12時という思い込み
    ⇒実は前日に殺しておいて、死体をどうにかして冷凍するなどして、死亡推定時刻を誤魔化した。

  5. 静脈認証以外に入退室する方法がないという思い込み
    ⇒実は隠し扉があった。もしくは、窓からの侵入。

  6. 事件発生時にドアが閉まっていたという思い込み
    ⇒被害者がドアを開け、犯人が一緒に部屋に入った。
    そのときドアは開けたままにして、犯行後に外へ出てドアを閉めた。

と、だいたいこんな感じですね

部屋のどこかに潜んでるのは、無理があるぽよね

そうですね、今回のパターンだとちょっと難しそう

ただ、部屋のどこかに隠れ潜んでいたパターン、かの有名な古畑任三郎のとある事件でも上手い感じで使われているので、一見しょうもなさげなアイデアでもどんどん出していきましょう。

ちなみに今回の例で私がしっくりいったのは「3」ですね。

ステップ5:トリックに都合のいい状況を足していく

それでは、「3」の「実は別の部屋のログだった」というトリックが実行可能な状況を作っていきます。

どうやって別の部屋のログを渡そうかな

  • 犯人がログを管理しているというのはどうだろう。(犯人が真っ先に疑われるからボツ)
  • ログの管理者がいて、ログを警察に提供するように指示する必要があるな。
  • 犯人は被害者と同じ会社のお偉いさんとすれば、管理者にログを渡すよう指示できるな
  • ログ管理者が共犯というのは?(浅くて微妙だからボツ)
  • 犯行が行われたのが5階のα部屋だとしたら、6階のβ部屋のログを警察に渡したいね
  • 5階のα部屋は社員たちには「セキュリティ室」、6階のβ部屋は「隔離部屋」と呼ばれていたことにしよう。
    ログの管理者に、階数ではなく「隔離部屋のログをくれ」と指示すれば6階のβ部屋のログを渡すはず。
    部外者の警察からしたら5階のα部屋も隔離された部屋なので、違和感もないはずだ。
  • 6階のβ部屋に被害者の入室のログが残ってないと意味がないな
  • 犯人が犯行後に被害者の指を切断して、β部屋のドアを開けてログを残したってのは?(指が切り取られてたら、警察にもろバレじゃね? そもそも死体の指って静脈流れてないんじゃない? ボツ)
  • 事件当日、犯人が何かしら理由を付けて、被害者にβ部屋のドアを開けてもらうよう指示したということでどうだ
  • そうすれば入室のログは残るね。
    入室のログが残っていれば、β部屋が犯行現場の部屋だと疑う余地もなくなる。
  • だけど、β部屋に退出のときのログが残るのはまずいな
    入室だけのログを残さないと、β部屋を5階のα部屋だと錯覚させることができないね
  • ドアを開けた後、犯人がドアを開けっぱなしにしたままにしておいて、被害者がそのまま退出の認証をしないでも出ていけるようにしたってことでOKか

ということで、とりあえずトリックを作ってみました
この記事を書きながら実際にトリックを考えたときの、私の思考の流れをそのまま書いてます

このような流れで考えていくと、密室トリックだけでなく様々なトリックを作ることも可能ですよ。

物理トリックありきで考えるやり方

ふとしたきっかけでトリックを思いつくことってありません?

ないぽよ

まあそう言わずに

この世には、その場に犯人がいなくても動かせるものがたくさんあるでしょう。

例えば映写機。

最初に電源入れておけば、勝手に動き続けるじゃないですか。

そういった機械系だけでなく、毎日餌をもらいに来る猫とか、決まった時間にランニングしているおじさんなど、高確率で動作が予測できる動物もいますね。

そういったものからヒントを得て、トリックを思いつくこともあるでしょ!

お主はどんなものを思いついたぽよ

パソコンのDVD入れるところ、あれって手動じゃなくてもプログラムとかコマンドで開けることができるんですよ

つまり、遠隔地でDVD入れを開けることができるんです。

パソコンのDVD入れるとこの手前にロウソク立てておいて、遠隔地からDVD入れを開けて……

クソしょうもないトリックぽよ

あー、その反応はコロンブスがゆで卵を立てたときの民衆と一緒ですよ

某有名ミステリーでも鏡を使ったり、録音した悲鳴をタイマーで流したり、よく考えてみたら「そういうこと?」っていうトリックも多いでしょうが!

クソしょうもないトリックでも、それをいかにうまく利用して周りの人間を騙してやるか。

これぞミステリー作りの醍醐味ってもんです。

ということで、このクソしょうもないトリックをしょうもあるトリックに昇華させるのも、作者の腕の見せ所ですね。

遠隔地からDVD入れを開けてロウソクを倒し、火事を引き起こす

  • 何のために?
    ⇒殺した被害者を燃やして、死亡推定時刻をわからなくするため
    必然的に、捜査の目は火事を起こした犯人捜しに切り替わる

  • 遠隔地で火事を起こしてるから、犯人のアリバイは成立する

  • 部屋の中にロウソクが倒れてたら、すごく不自然。
    しかもロウソクが倒れていたところの真上に、DVD入れが開いているパソコンがあったら、すぐバレる
    ⇒床に魔法陣を描いてロウソクをたくさん並べておけば、妙な黒魔術を行っていた変人の仕業に見せかけられて、ロウソクの不自然さもカモフラージュ

みたいな感じで一つずつ「不自然」「すぐばれそう」を潰していくとよいでしょう

このトリックって密室トリックとは違うぽよね

ロウソクの仕掛けを作った後に部屋の鍵を閉めたら、密室になるんじゃねーすかね

遠くから操作するんならアリバイトリックになるし、密室にする意味ないぽよ

そーですねー
これはアリバイトリックかも

まあ、勝手に動くものはトリックに利用できそうですよってことで。

トリックのアイデアの引き出しを増やすなら色んな作品を読むのがおすすめではありますが、たくさんのアイデアを短時間で増やしたいなら、ミステリークイズ関連の本がオススメです。

1つの事件やトリックを数分で読むことができるので、まさにミステリーのスピードラーニングですよ。

以下の本とか、月額読み放題サブスクの Kindle Unlimited で読めるしオススメ。


3分で解ける推理クイズ短編集: 探偵気分で105のミステリーを謎解き!

5分間ミステリー 容疑者は誰だ 完全版 (扶桑社文庫)

他にも Kindle Unlimited で 読めるミステリーの書き方の本がいろいろあるので、私も参考にしていた本などを集めてみました。

Kindle出版中、小説の書き方シリーズぽよ

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まとめ

今回の解説内容
  • そもそもトリックとは
  • 密室トリックの考え方
  • 実際に密室トリックを作ってみよう
  • 物理トリックありきで考えるやり方

トリックとは、人間の思い込みを利用して錯覚を起こさせるものぽよ

人間は思い込みによって視野が狭くなり、分かればなんてことないトリックにも引っかかるものなのです

密室トリックを作る場合、事件が起きた部屋に第三者のどんな思い込みがあるのかを、まずは考えるぽよ

思い込みが洗い出せたら、どんなトリックにするかも考えやすくなりますね

あとは作者の都合に合わせて、トリックが実行可能な舞台を整えていくだけです。

密室トリックの作り方の手順は以下のとおり。

作者視点で密室を作る手順
  1. 部屋の中で事件を起こして施錠してみる
  2. 第三者が密室だと思い込む状況を考える
  3. 第三者の思い込みを洗い出す
  4. 思い込みと逆のことを考えて、よさげなトリックを絞り込む
  5. トリックに都合のいい状況を足していく

犯人がその場にいなくても動かせるものが、世の中にはたくさんあるぽよ

それらを見たとき、何気なくトリックみたいなのを思いつくこともあるかもしれません

それが一見しょうもないトリックだったとしても、簡単にバレる理由を潰していくと、案外おもしろいトリックになるかもしれませんよ。

では、これらの手順を試して密室トリックを作り、おもしろいミステリーの歯車に組み込んでみてください。

おつかれさまでした

私が作成した、埋めるだけで面白いミステリーが作れるテンプレートを以下の記事で紹介しています。

本記事と合わせて読んでみるのもよろしいかと!

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