【長編ミステリー小説の書き方】埋めるだけで面白いプロットになる16項目の構成テンプレート

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ミステリーの書き方

今回は大人気のミステリー小説をもとに作成した、埋めるだけで面白いミステリー・サスペンス小説のプロットになってしまう構成テンプレートを皆さんにプレゼントしたいと思います

こんな人に読んでほしい
  • 考えたミステリー、サスペンスのネタを、面白い作品に仕上げたい
  • 面白いミステリー・サスペンスの構成を知りたい
  • 面白いミステリー・サスペンスのテンプレートがあるなら欲しい

せっかく思いついたミステリーやサスペンスのネタがあるのなら、面白い作品に仕上げたいですね。

この記事を読むことで、面白いミステリー、サスペンスの構成がわかり、自らも生み出すことができるようになりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

なお、今回お届けするテンプレートは文庫本1冊(10万~15万文字)ほどのミステリー、サスペンス小説を対象としています。

※今回のミステリー構成テンプレートは、こちらの作品が元になっています。

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面白いミステリー・サスペンスのテンプレート

ミステリー・サスペンスのテンプレートって何者ぽよ

映画にもなった仮面病棟の著者知念 実希人先生の大ヒットシリーズ「天久鷹央の推理カルテ」が、私は大好きでして

この「天久鷹央の推理カルテ」は冒頭も引き込まれるし、読み進めるとさらに続きが気になっていくのですね。

で、いくつか読んでいて、毎回ネタは違えど構成自体はほぼ同じだってことに気が付きました。

このシリーズに限らず、様々な作品で「構成は実は同じ」と言われているかと思います。

ということで、これからご紹介するテンプレートは「天久鷹央の推理カルテ」の中でも一番面白いと個人的に思った「甦る殺人者」を紐解いて作ったものです。

ちなみに面白い作品の紐解き方は、こちらの記事で解説しています。

そしてこれが面白いミステリー、サスペンスのテンプレートです。
このテンプレートを埋めていき、自己評価することで面白いミステリー、サスペンスのプロットが出来上がるというわけです。

#工程項目アイデアの概要自己評価
(0~5)
対策要対策案再評価
(0~5)
1起:インパクトのある殺害シーン                            
2「何それ?」と思わせる不可解な
出来事を真っ先に提示する。
3承:クライマックスに役に立つ小さな
伏線が序盤に入っているか
4事件に首を突っ込むしっかりとした
動機付けがあるか
5裏に何があったのか、と引き込む
エピソードになっているか
6犯人は序盤で出てきているか
7ミスリードしているか
8犯人が真っ先に容疑者から外れる
仕掛けがあるか。
9驚くべき、もしくは「何それ?」と
思わせる新事実発覚が等間隔で
3回存在するか
10驚くべき展開が等間隔で3回存在するか
11中間で、主人公の天才さを垣間見る
推理ショーがあるか
12時間制限による緊張感はあるか
13主人公のピンチはあるか
14転:推理ショーはできているか
犯人に結び付く証拠はしっかりとあるか
15恐ろしい犯行を行った犯人の人間部分を描く
または読者が納得する動機付け
16結:その後の日常、終わった後の哀愁を描き、
余韻に浸れる終わり方になっているか

まずは埋めよう、16項目「アイデアの概要」

先ほどの表の項目に対して、超ざっくりでいいので「アイデアの概要」を埋めていきましょう

起承転結「起」

インパクトのある殺害シーン

「冒頭で死体を転がせ」ぽよね

やはり面白い作品は冒頭の掴みを大事にしていますから

【インパクトのある殺害シーンの例】

  • 笑い狂いながら焼け死んでいく人を警備員が目撃
  • 誰もいない密室で一人の男が透明人間と争っているように暴れながら殺される様子を、主要キャラ全員が別室のモニターで目撃

以下の記事が参考になりますよ。

もしも物語の始まりでインパクトがつかめなさそうだと思ったら、インパクトのあるシーンを冒頭に持ってきてから本編に入る、という構成にしてみましょう。

「何それ?」と思わせる不可解な出来事を真っ先に提示する

こちらも冒頭で読者を引き込むための仕掛けがあるか、ですね

ミステリー、サスペンスに限らず、冒頭でのインパクトは大事です。

それが殺害シーンなどの人の死に関係しなくても、不思議な設定の一部を見せたりしましょう。

【不可解な出来事の例】

  • とつぜんカラスが話しかけてきた
  • 住人全員が突然行方不明になった家を訪ねたところ、不思議なマークが壁の隅に書かれていた。このマーク、どこかで見たような。。。

冒頭の引き込みは、乙一先生の作品がすごく参考になりますよ

参考にするぽよ


「インパクトのある殺害シーン」か「不可解な出来事」のどちらか1つは必ず入れましょう

両方いれるのもいいぽよ?

もちろんです
両方あると、なお良しです

起承転結「承」

クライマックスに役に立つ小さな伏線が序盤に入っているか

面白い作品は、クライマックスに繋がるちょっとした伏線や謎を解くカギが、序盤からちりばめられています

最初らへんで伏線があると、後からの驚きも大きいぽよね

【伏線の例】

  • さりげなくテレビで流れている通り魔事件のニュース
  • 遺体の第一発見者のさりげない一言

事件に首を突っ込むしっかりとした動機付けがあるか

事件に関わらざるを得ない動機付けは必要ですね

事件に巻き込まれたパターンもありかぽよ

ありですけど、もっと燃える展開が欲しいところです

【動機付けの例】

  • ヒロイン殺害計画を事前に知り、守るため
  • 主人公の過去のトラウマがよみがえり、犯人を止めたい気持ちが高まる

探偵・助手役の動機付けについてもっと詳しく知りたい方は、この記事がおすすめ。

裏に何があったのか、と引き込むエピソードになっているか

これはミステリーやサスペンスとして、ないわけがない必須項目です

事件の裏に隠された真実ぽよね

これがあるのは当然ですが、その隠れた真実を推理ショーの最中や後になって語るのではなく

過去になにか重要なことがあったのか?

気になるわー

と思わせるように仕向けるのです。

序盤で過去を匂わせるヒントを提示したり、行方不明のキャラが実は過去について調べていたことを知る、といった感じですね。

「序盤」で、あくまでも具体的ではなく「匂わせる」のがポイントです

犯人は序盤で出てきているか

主要メンバーがだいたい登場したあたりの序盤で、犯人や黒幕もすでに登場している状態にするのがベストです

たしかにコナンの「あの方」の正体が最後らへんに登場したキャラだと、がっかりぽよね

ミステリーを書くなら常識的なルールで、「ノックスの十戒」というミステリーのルールにも出てきます。

ミステリーを書くなら、知っておいた方がいいでしょう。

ミスリードしているか

犯人候補が5人いて、誰もかれもが怪しい

そういう風にできるなら、それはそれで素晴らしいミステリーですよね。

でも色々と事件の真相に関する情報を小出しにしていくと、どうしても真犯人が予想しやすくなってきます。

じゃあ、犯人じゃない別の誰かを犯人だと読者に思わせるように仕掛けるぽよ

そういうことです
こういう、読者の予想を意図的に特定の人物に持っていくことをミスリードと呼びますね

以下の記事で容疑者キャラやミスリードキャラの解説もしていますので、ご参考まで。

犯人が真っ先に容疑者から外れる仕掛けがあるか

ミスリードと似てますが、真犯人が容疑者から外れる仕掛けがあると、そいつが犯人だったときの衝撃度が増しますよね

アリバイがあるとかぽよね

そういった具体的な仕掛け以外にも、こいつはさすがに犯人じゃないでしょっていう性格だったり、主人公との関係性が近い人間を犯人にするといったのも効果的

ミスリードと容疑者から外れる仕掛けの二つが素晴らしいかった作品で真っ先に思いつくのが、ドラマ「アンフェア」ですね。

犯人が容疑者から外れる仕掛けと言えば、トリックですよね。

以下の記事で密室トリック、アリバイトリックの考え方を解説しています。

驚くべき、もしくは「何それ?」と思わせる新事実発覚が等間隔で3回存在するか

これ、かなり大事です

ミステリーもサスペンスも、事件の裏に潜む謎にちなんだ新事実を小出しにしていくでしょう。

そんな中でも読者を驚かせたり、「え、どういうこと?」って思わせて謎が深まったりゾッとさせられたりする新事実発覚が等間隔くらいで3回は欲しいです。

たしかに文庫本1冊となると、そのくらいの驚きポイントがないと、飽きてしまいそうぽよ

新事実発覚ではなくとも、第二の被害者の意味不明なダイイングメッセージや

あのとき、あいつはいった何を見たんだ……

みたいなやつもカウントしてOK。

こういう驚きポイントが凄いのは、やはり浦沢直樹先生です

お主の本棚に実写「20世紀少年」のDVDがそろってたぽよね

漫画も全巻読んだし、映画は4回くらい見ちゃいました。

参考にしても楽しむにしても、めちゃくちゃおススメですよ。

驚くべき展開が等間隔で3回存在するか

これまた、ミステリーやサスペンスの超重要事項です

驚くべき新事実と何が違うぽよ

新事実は探偵役が調査したり情報屋が提供してくる「情報」のことです。
対して「展開」は出来事を指します

面白いミステリー小説を読んでいると、

なんだって?

と思う展開がだいたい3回は必ずあります。

一番わかりやすいのが連続殺人ですよね

金田一少年の事件簿も、1つの事件につき3人くらい死んでますでしょ

殺人という展開じゃなくても、

  • 思わぬ人物が協力者になってくれる熱い展開
  • ヒロインが命を狙われ、緊張感が生まれる展開
  • 黒幕と探偵が内心ではお互い敵対しながらも、共通の目的のために共同で調査

などなど、思わず「おお!」ってなったりひやひやしたりする、これが驚くべき展開です。

「新事実発覚が等間隔くらいで3回」と合わせて6回くらい、引き込み要素が含まれていると、いい感じ。

以下の記事でもおススメの構成として解説していますよ。

中間で、主人公の天才さを垣間見る推理ショーがあるか

主人公が最後に推理ショーをお披露目するとして、やはり中間でも読者がうなるような天才めいた推理力を見せると、読者も驚いてくれますね

【中間で天才ぶりを見せる例】

  • 鋭い洞察力で手がかりを見つけ出す
  • 持ち前の推理力で、犯人にされそうになったヒロインの無実を証明する
  • 巧みな話術で相手のボロを誘う

以下の記事で、天才的な推理シーンを誰でも作れる方法を解説していますので、読んでみてください。

時間制限による緊張感はあるか

ストーリーの緊張感を生む一つの手法ですね
時間制限があるとストーリー全体が引き締まります

時限爆弾でも爆発するのかぽよ

それも一つの手法ですね

【時間制限の設定例】

  • 自分の疑いを期限内に晴らさないと、逮捕されてしまう
  • さらわれたヒロインの居場所を期限内に突き止めないと、命が危ない
  • 殺害の予告時間が刻一刻と迫っている

主人公のピンチはあるか

やはり周りの人間だけじゃなく、主人公のピンチもあった方が盛り上がります

金田一少年もコナンも命のやり取りしまくっているぽよね

【主人公のピンチ例】

  • 主人公が殺されかける
  • 主人公が燃え盛る屋敷から逃げ遅れる
  • 主人公が犯人扱いされ、逮捕されかける

起承転結「転」

推理ショーはできているか(犯人に結び付く証拠はしっかりとあるか)

これができてなかったらミステリーじゃないぽよ

サスペンスとしても、ちゃんとしたいとこですね

必須です

恐ろしい犯行を行った犯人の人間部分を描く。または読者が納得する動機付け

犯人が殺人を犯すには、やはり動機が不可欠です

復讐、大事な人を守るため、私欲のためなどなど

でも、快楽殺人っていうパターンもあるぽよ

そういう場合でも、その人間がシリアルキラーになってしまった人間臭い理由や、その人物の考え方などを描きましょう。

ちょっとよくわからないぽよ

【シリアルキラーの例】

  • 自分を捨てた母親と面影のある女性を次々と殺害
  • 人間ではなくなってしまった機械人間が、人の死を目の当たりにすることでしか自分の存在を実感できないようになってしまった

などなど

あと、人間の部分を描くことに関しては、とある作品にて、

  1. 快楽殺人に溺れてしまった人物が罪を認めて高笑い
  2. そこへ犯人の元妻が、ずっと会ってなかった実の息子を連れて登場
  3. 犯人は地に伏せて顔を隠しながら「その子に俺の姿を見せないでくれ!」って泣き叫ぶ

というシーンがあって、異常快楽殺人の人間臭さがめっちゃ出てるなって思ったんですよね。

犯人の犯行動機についてもっと詳しく知りたい方は、この記事がおすすめ。

起承転結「結」

その後の日常、終わった後の哀愁を描き、余韻に浸れる終わり方になっているか。

「結」は長すぎずに、事件が解決したら余韻が残る感じで終わると良いです

この記事でも説明してたぽよね

何かしら特殊な設定があるなら、その設定をうまく使った感動を誘う終わり方や、最後の最後で伏線を回収する終わり方にできたら最高ですね。

上手い伏線回収で感動の終わり方を見せた作品で真っ先に思いつくのは、名探偵コナンの1発目の映画「時計じかけの摩天楼」ですかね

これは面白かったぽよね

あと、ゾッとする伏線回収の見事な終わり方を見せたのは、乙一先生の「夏と花火と私の死体」です

お主におススメされて、読書感想文でこの本を使わせてもらったぽよ

乙一先生がこの本を書いた当時、16歳だったそうですよ

この年でこれを書くのかって感じで、ちょっとすごすぎるんで、ぜひ読んでいただきたい作品です

天才ぽよね

テンプレート記入例

私の過去作品「水たまりの前でこんにちは」というサスペンス小説を自己評価したときの内容を、例として記載してみますね

いずれ電子書籍販売するらしいので、ネタバレしないように色々と隠しているぽよ

#工程項目アイデアの概要自己評価
(0~5)
対策要対策案再評価
(0~5)
1起:インパクトのある殺害シーン                   
2「何それ?」と思わせる不可解な
出来事を真っ先に提示する。
1年後の自分から、ノブ姉の死の宣告を
受ける
3承:クライマックスに役に立つ小さな
伏線が序盤に入っているか
〇〇が〇〇に貸している〇〇の存在
4事件に首を突っ込むしっかりとした
動機付けがあるか
ノブ姉の優しかった頃の思い出。
絶対に助けると誓う
5裏に何があったのか、と引き込む
エピソードになっているか
ノブ姉の自転車のブレーキが壊れていた。
坂道に誘導したのが親友の菜々美。
一度は転んだノブ姉が、再び自転車を

またがって滑走した。
6犯人は序盤で出てきているか〇〇登場
7ミスリードしているか〇〇が主犯。
夢乃のメルアドを知りえる、〇〇の仲間の

存在。
8犯人が真っ先に容疑者から外れる
仕掛けがあるか。
9驚くべき、もしくは「何それ?」と
思わせる新事実発覚が等間隔で
3回存在するか
①〇〇は謎の人物に脅されて操られていた。
②1年後の世界では、〇〇は次のいじめの

ターゲットにされていた。
③学校裏サイトで暗躍する、謎の三つの

アカウント。
10驚くべき展開が等間隔で3回存在するか①ノブ姉の運命の日が〇〇。
②〇〇登場。
③〇〇が協力者に。
11中間で、主人公の天才さを垣間見る
推理ショーがあるか
〇〇の自爆を誘う〇〇
12時間制限による緊張感はあるかノブ姉が死ぬまでの猶予、10日
13主人公のピンチはあるか夢乃の〇〇され、〇〇されかける。
〇〇に油断し、間一髪。
14転:推理ショーはできているか
犯人に結び付く証拠はしっかりとあるか
〇〇にしては〇〇すぎている〇〇。
〇〇に〇〇れた〇〇、〇〇の〇〇。
未来の出来事からして、論理的に

〇〇ではありえない。
15恐ろしい犯行を行った犯人の人間部分を描く
または読者が納得する動機付け
〇〇がいじめにあっていたことに〇〇に
〇〇してしまい、〇〇に追い込んでしまう。
だから、〇〇を自分で〇〇して

〇〇しようとした
16結:その後の日常、終わった後の哀愁を描き、
余韻に浸れる終わり方になっているか
〇〇が最後に〇〇と水たまり越しに
出会う。
〇〇とのお別れ

各要素に対して5段階自己評価

ようやく16項目の説明が終わったぽよ

ちゃんと16項目埋めましたか?
埋まらないってことは、ストーリーとしてまだまだ検討の余地があるということです

「起」の「インパクトのある殺害シーン」と「「何それ?」と思わせる不可解な出来事を真っ先に提示する。」は、どっちか1つを埋めればいいぽよね

人が死なないミステリーもありますし、そこは冒頭のインパクトと引き込みができていればOKです

では、各項目に対して埋めていった「アイデアの概要」を自己評価でそれぞれ点数をつけていきましょう。

0:アイデアなし
1:かなり微妙
2:まだまだ検討の余地あり
3:まあ、普通かな
4:プロにだって負けないぞ
5:下手なプロより絶対いい(もしくは、項目に対して問題なくクリアできている)

最後の5のカッコ書きはなにぽよ

例えば「犯人は序盤で出てきているか」の項目は、別に他の作品と比べるようなものじゃないですよね

そういう項目は単純に「クリアできてる」っていう自信があれば5にします。

#工程項目アイデアの概要自己評価
(0~5)
対策要対策案再評価
(0~5)
1起:インパクトのある殺害シーン0             
2「何それ?」と思わせる不可解な
出来事を真っ先に提示する。
1年後の自分から、ノブ姉の死の宣告を
受ける
4
3承:クライマックスに役に立つ小さな
伏線が序盤に入っているか
〇〇が〇〇に貸している〇〇の存在2
4事件に首を突っ込むしっかりとした
動機付けがあるか
ノブ姉の優しかった頃の思い出。
絶対に助けると誓う
4
5裏に何があったのか、と引き込む
エピソードになっているか
ノブ姉の自転車のブレーキが壊れていた。
坂道に誘導したのが親友の菜々美。
一度は転んだノブ姉が、再び自転車を
またがって滑走した。
5
6犯人は序盤で出てきているか〇〇登場5
7ミスリードしているか〇〇が主犯。
夢乃のメルアドを知りえる、〇〇の
仲間の存在。
3
8犯人が真っ先に容疑者から外れる
仕掛けがあるか。
0
9驚くべき、もしくは「何それ?」と
思わせる新事実発覚が等間隔で
3回存在するか
①〇〇は謎の人物に脅されて操られていた。
②1年後の世界では、〇〇は次のいじめの
ターゲットにされていた。
③学校裏サイトで暗躍する、謎の三つの
アカウント。
4
10驚くべき展開が等間隔で3回存在するか①ノブ姉の運命の日が〇〇。
②〇〇登場。
③〇〇が協力者に。
4
11中間で、主人公の天才さを垣間見る
推理ショーがあるか
〇〇の自爆を誘う〇〇4
12時間制限による緊張感はあるかノブ姉が死ぬまでの猶予、10日5
13主人公のピンチはあるか夢乃の〇〇され、〇〇されかける。
〇〇に油断し、間一髪。
4
14転:推理ショーはできているか
犯人に
結び付く証拠はしっかりとあるか
〇〇にしては〇〇すぎている〇〇。
〇〇に〇〇れた〇〇、〇〇の〇〇。
未来の出来事からして、論理的に
〇〇ではありえない。
4
15恐ろしい犯行を行った犯人の人間部分を描く
または読者が納得する動機付け
〇〇がいじめにあっていたことに〇〇に
〇〇してしまい、〇〇に追い込んでしまう。
だから、〇〇を自分で〇〇して
〇〇しようとした
5
16結:その後の日常、終わった後の哀愁を描き、
余韻に浸れる終わり方になっているか
〇〇が最後に〇〇と水たまり越しに
出会う。
〇〇とのお別れ
5

対策案を検討し、再評価しよう

自己評価したら、0~3の項目があなたのアイデアの弱点ですので、対策案を考えましょう

特に2以下は、せめて3にまでもっていけるアイデアが欲しいところですね

「対策案」の欄で再びアイデアを絞り出して、再評価欄に「対策案」の自己評価点数を付けます。

再評価した状態で合計点数が60以上はほしいかな~と思います

それはかなりの高得点ぽよね

ほら、自己評価なんで甘くなったりするでしょ

逆にプロと比べるなんて恐れ多いって思いそうぽよ

確かにその可能性もありますね

小説完成後に第三者に読んでもらい、このテンプレートの自己評価欄を読んでくれた人に点数つけしてもらうと、さらに作品の質を高められるでしょう

#工程項目アイデアの概要自己評価
(0~5)
対策要対策案再評価
(0~5)
1インパクトのある殺害シーン0幕間の1つ目を一番最初に持ってくる   3   
2「何それ?」と思わせる不可解な
出来事を真っ先に提示する。
1年後の自分から、ノブ姉の死の宣告を
受ける
4
3クライマックスに役に立つ小さな
伏線が序盤に入っているか
〇〇が〇〇に貸している〇〇の存在2ちょっと怪しすぎて読者に見破られる
可能性高い。
〇〇を〇〇している理由を〇〇の口から

告げさせる。
いじめられている生徒を助ける第一歩は、

〇〇と〇〇こと。だから、〇〇を
整えている。
3
4事件に首を突っ込むしっかりとした
動機付けがあるか
ノブ姉の優しかった頃の思い出。
絶対に助けると誓う
4
5裏に何があったのか、と引き込む
エピソードになっているか
ノブ姉の自転車のブレーキが
壊れていた。
坂道に誘導したのが親友の菜々美。
一度は転んだノブ姉が、再び
自転車をまたがって滑走した。
5
6犯人は序盤で出てきているか〇〇登場5
7ミスリードしているか〇〇が主犯。
夢乃のメルアドを知りえる、
〇〇の仲間の存在。
3〇〇以外で、夢乃を邪魔する人物を
登場させる
4
8犯人が真っ先に容疑者から外れる
仕掛けがあるか。
0〇〇な〇〇を見せる3
9驚くべき、もしくは「何それ?」と思わせる
新事実発覚が等間隔で3回存在するか
①〇〇は謎の人物に脅されて操られていた。
②1年後の世界では、〇〇は次のいじめの
ターゲットにされていた。
③学校裏サイトで暗躍する、謎の三つの
アカウント。
4
10驚くべき展開が等間隔で3回存在するか①ノブ姉の運命の日が〇〇。
②〇〇登場。
③〇〇が協力者に。
4
11中間で、主人公の天才さを垣間見る
推理ショーがあるか
〇〇の自爆を誘う〇〇4
12時間制限による緊張感はあるかノブ姉が死ぬまでの猶予、10日5
13主人公のピンチはあるか夢乃の〇〇され、〇〇されかける。
〇〇に油断し、間一髪。
4
14推理ショーはできているか
犯人に結び付く証拠はしっかりとあるか
〇〇にしては〇〇すぎている〇〇。
〇〇に〇〇れた〇〇、〇〇の〇〇。
未来の出来事からして、論理的に
〇〇ではありえない。
4
15恐ろしい犯行を行った犯人の人間部分を描く
または読者が納得する動機付け
〇〇がいじめにあっていたことに〇〇に
〇〇してしまい、〇〇に追い込んでしまう。
だから、〇〇を自分で〇〇して
〇〇しようとした
5
16その後の日常、終わった後の哀愁を描き、
余韻に浸れる終わり方になっているか
〇〇が最後に〇〇と水たまり
越しに出会う。
〇〇とのお別れ
5

ミステリーのストーリーや構成で、すごく勉強になる作品を以下の記事で紹介していますので、ご参考まで。

ミステリーを書くときに参考になる本が Kindle Unlimited でも、いろいろ読むことができます。

ミステリーのネタを考えるなら、推理クイズ関連がおススメ。

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まとめ

今回の解説内容
  • 面白いミステリー・サスペンスのテンプレート
  • まずは埋めよう、16項目アイデアの概要
  • 各要素に対して5段階自己評価
  • 対策案を検討し、再評価しよ

プロの作品を分析して、面白いミステリー・サスペンスのテンプレートを作成しました

記事の読者さんにプレゼントぽよ

まずは必要な要素が16項目ありますので、それらに対してアイデアを埋めていきます

そのあとはアイデア毎に採点するぽよ

低い点数の項目は改善案を考えて、再び採点してください

各項目の点数はなるべく4以上を目指し、合計点数が60以上になるように頑張りましょう。

ちなみに今回のテンプレートで例にあげた「水たまりの前でこんにちは」は、ジャンプ小説新人賞で1次審査通過できました。

自己評価66点ぽよ

今回のミステリー構成テンプレートを作るうえで、以下の作品がすごく参考になります。

「天久鷹夫の推理カルテ」はテンプレートの元になっているので、構成のお手本です。

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「夏と花火と私の死体」はゾッとする伏線回収や、ハラハラする展開の参考になります。

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では、よろしければテンプレートを使ってみて、面白いミステリーやサスペンスを生み出してみてください。

おつかれさまでした

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