今回は小説が書けない、文章が出てこないと悩む方に向けて、小説が書けるようになる方法を解説していきます。
- 小説が書きたいけど、文章の書き出しに悩んで進まない
- 物語は出来上がっているのに、文章が出てこない
- 小説が書きたいのに書けない
この記事を読むことで、小説が書けない、文章が出てこないといった悩みの原因がわかります。
また、文章が書けない人がやるべきことが明確にわかり、小説が書けるようになりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
まず前提としてプロットは作ろうね
プロットというのは、考えたストーリーの流れを箇条書きや簡単な文章でまとめたもので、小説の設計書にあたるものですね
この記事でたっぷり解説しているぽよ
文章が書けないと悩んでいる、かつ「そもそもプロットって何?」「プロットなんて作ってないけど」って方は、まずはプロットを作ってくださいな。
でも、頭の中にストーリーは入ってるから、プロットなんてなくても大丈夫ぽよ
それにプロットを書かないっていうプロもいるぽよ
ストーリーが頭の中にしかないときは、ストーリーが整理されていない状態です
そんな状態で文章を書き始めたら「最初にどんな場面を書くんだっけ」と、悩むところからスタートしますよね。
さらに、文章があるていど進んだとしても、先の展開を考えていくと「あ、これじゃだめかも」と再び迷いが出て、文章を最初から書き直したくなったりします。
これでは、いつまでたっても完成に近づけません。
ちなみにプロットを作らないプロ作家さんは、確かに存在します。
しかし、それは文章をたくさん書いてきたプロだからこそできる手法!
この記事を読んでいるのは、文章が書けなくて困っている人のはずです。
プロットを作らずに文章が書けるのならチャレンジするのもアリかもですが、書けなくて困っているなら、まずはプロットでストーリーの流れを整理してみてください。
少なくともプロットを作った方が文章が書きやすくなるのは、間違いないのです。
プロット作るのと文章が書けないのと、何の関係があるぽよ
例えば、以下のようなプロットを作ったとします
※細かく読まなくてOKですよ
01.
蓮司はシンというもう一人の人格を持つ多重人格者。
蓮司は過去に老人夫婦宅へ強盗したが、その後、人格がシンに切り替わったときに、シンが勝手に自首してしまい、蓮司は刑務所で5年間過ごすことになった。
02.
蓮司はシンを閉じ込めるため、廃墟に仕掛けをして、そこを住みかとすることにした。
シンは蓮司が寝ている間にしか目覚めない。
逆に蓮司はシンが目覚めているときは寝ている状態なので、お互いの行動は分からない。
それを利用し、暗証番号を入力しないと外に出れない部屋を用意する。
そこで寝泊りすることで、シンを閉じ込めようとする。
03
蓮司が目覚めて外に出ようとドアノブに触った途端、電流が流れる。
閉じ込められたシンが、逆に蓮司を閉じ込めるために仕掛けた罠だった。
悔しがる蓮司だったが、奥の手あり。
まずはシンに主導権を握らせるため、眠りにつく。
~…… 以下、略 ……~
こういう風に場面ごとに分割されたプロットがあると、色々なメリットがあります
- 「まずは『01』の場面を完成させることに集中しよう」「次は『02』の場面だな」
という感じで、全体を一気に書き上げるより楽で、頭の中も整理しやすくなる - 小さな完成を積み重ねることができるので、達成感が出てモチベーションが持続しやすい
- 先の展開もすでにプロットとしてまとめているので、文章を書いているときに迷いがなくなる
※たくさんあるけど、文章の書き出しができない・書けない人向けのメリットだけピックアップ
逆にプロットを書かなかったら、区切りがないので全部を書き上げるまで完成体験もできません。
また、完成まであとどのくらいかが見えづらいので、モチベーションを保つのが難しいです。
さらに、ストーリーを考えながら文章を書くので、文章だけでなくストーリーにも頭を悩ませながら作業を進めることに!
文章が書けないっていう人がプロットなしで作業をする無謀さ!
これで理解できましたね
わかったぽよ
プロット作るぽよ
文章力の優先順位は高くない
書きたいストーリーがあって、プロットも作っている。
それでも文章が書けないと悩んでいる場合、根本の原因はこれですね。
- 『最初から綺麗な文章で書こうとしている』
文章は後からいくらでも直すことが出来ますし、そもそも小説の執筆においては直すのはあたりまえの作業です
「推敲」ぽよね
以下の記事で解説しているぽよ
だから、最初から綺麗な文章で書こうなんて思わず、どんな文章になってもいいからストーリーに沿って書いていきましょう。
小説を書きなれている人でも、推敲していない一発目の文章はひどいもんですよ。
文章力がなくたって可能性はある
小説って文章力が大事ぽよ
上手く書かないと受賞だってできないぽよ
1作目から、いきなり受賞したいって思う人もいるかもですね
そんなのほぼ無理ですけど、気持ちは分かります
ていうか、私がそうでした
1作目から受賞を狙うこと自体は全然悪くないですけど、その気持ちが強すぎて「上手い文章を書かなきゃ」と焦って文章が書けないのは大問題!
それに、文章力がなくても可能性は充分あります。
ジャンルにもよるだろうけど、プロの編集さんも文章力はそれほど大事じゃないってYouTubeで言ってましたよ。
実際、大賞を受賞した作品って全部が全部、文章力が高いわけじゃないです。
むしろ
「あれ? 読みづらいよ。文章力低くない?」
と思っちゃう受賞作だってあります。
特にネット小説は、大賞作品でも文章ルールが守られてなかったりします。
でも、それってお主がそう思ってるだけじゃないかぽよ
私は結構、性格悪くてですね
こういう受賞作を見つけたら「飯おごるから、まずはこの作品読んでみてもらえる?」とだけ伝えて、複数の友達に大賞作品を読んでもらったりしていました
20代前半のラノベ好きの会社の後輩だったり、ライター経験のある友人だったり、読んでもらう人の年齢も偏らないようにして。
そして感想を聞いてみると「文章力が低い」「ちょっと読みづらい」という感想をもらうこともあれば、「割と面白かった」などの感想をもらったりしました。
そうやって自分の感性が間違っていないかを確かめた結果でもあるんで、信ぴょう性はあると思います。
つまり、文章力なんてそんなに高くなくても、ストーリーが審査員に刺されば受賞する可能性はあるってことです。
小説はなんだかんだ娯楽の一つなので、面白いって言ってもらえたもん勝ち。
そして、その面白いの基準は人によってさまざま。
なので文章力で悩む前に、まずは書き進めましょうよ
1作品仕上げられたら、文章力を気にしながらでも文章が書けるようになったりするし、完成できたという経験が、とにかく大事ですからね。
文章書けない人って、本当に書けないの?
文章力が低くてもいいとは言うもののぽよ
でも、やっぱり書けないぽよ
例えば以下のような文章なら、どうですか?
僕は〇〇高校に転校した。
今日は転校して初めての通学の日だった。
学校にたどり着いて、僕は職員室に向かった。ちょっと緊張していた。
職員室に着くと、先生が僕に気づいた。男の先生だ。
「お前が転校生か。ちょっと待ってろ」
男の先生がそう言った。
「はい」
僕は返事をした。緊張していたので、声が裏返ってしまった。
なんか微妙な文章ぽよ
でも、文章は文章です
要はきれいな文章じゃなくても、日本語として通じればいいんですよ
文章が書けないと悩んでいる人は、この例のようなレベルでもいいんで、まずは1シーン書き上げましょう。
最初から高い文章力で書こうとするのと、レベルの低い文章をあとから修正するのとでは、やりやすさが段違いです。
後から修正が楽ってことぽよね
まずは1シーンとにかく書き上げること最優先!
どうせひどい文章の状態で人に読ませることなんてないんですから、恥ずかしいこともないでしょう。
文章力だの描写だの、そういったことは文章を埋めてから悩んでください
むしろ文章は、いったん埋めたあとに整えるのが正解です。
そのために、推敲という工程があるんですから。
推敲は大事ぽよ
しっかり学ぶぽよ
あなたなら絶対に書ける!!
お主、初めての小説で「イチモツの不安を覚えた」とか書いてたらしいなぽよ
友達に指摘されるまで、本当に「イチモツ」と思ってたんですよね
「芥川賞」を「さがわしょう」と読んだり
正直、国語は苦手だったんですよ、あたしゃ
お主が「屋上」を「やじょう」って読んだときは、さすがの我も驚きを隠せなかったぽよ
まあ、こんな私も受賞経験を果たし、大物作家先生にも文章力を褒めていただけるまでになりました。
私が書けて、あなたが書けないなんてことはないはずです!!
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まとめ
- まず前提としてプロットは作ろうね
- 最初の書き出しに文章力なんて不要
- 文章力がなくたって可能性はある
- 文章書けない人って、本当に書けないの?
- あなたなら絶対に書ける!!
小説が書けないと悩んでいる人は、まずプロットを作ることが大前提ぽよ
プロットがあれば、シーンごとに文章を分割して進めることができるので、圧倒的に書きやすくなりますよ
プロットを作ってもまだ書けない場合、最初から上手く書こうとしているのが原因ぽよ
文章力がないとダメだって思って悩むくらいなら、雑な文章だろうと書き進めたほうがいいです
文章は後からいくらでも修正できるし、文章を埋めてから修正した方が気持ちも楽です。
それでも文章が書けないと悩む人は、本当に書けないのか立ち止まって考えてみるぽよ
僕は家の近くにある公園に行った。
その公園にかわいい猫がいた。
猫はいきなり僕に話しかけてきた。
「やあ、〇〇くん。お母さんは元気かい?」
しゃべる猫なんているはずがない。僕は驚いてしまった。
どうでしょう。
こんな文章でも書けませんか?
このくらいの文章でいいなら、書けそうぽよ。
どんなレベルでもいいから、まずは書くこと
文章を埋めたら、
- いらない行や言葉を削除
- 短すぎる文章が続いているなと思ったら、文章をつなげてみる
- 上手い表現に変えてみよう
などなど、後から修正して完成度を上げればいいんです。
むしろ小説は、後から修正するのが正しいやり方です。
書けないと悩んでいるなら、レベルが低かろうが文章を埋めるっていうことを最優先にして、まずは最後まで書ききってみてください。
おつかれさまでした
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