今回は小説を『推敲』するときに確認すべきチェック項目と、質の高い推敲を簡単に行えるようになる便利ツールについて解説します。
- 推敲が上手くできてるか不安
- 推敲はどんなことをチェックすればいいの?
- 推敲を簡単かつ修正漏れがないように行いたい
- 無料の推敲ツールを探している
この記事を読むことで、推敲でチェックすべき項目が網羅できます。
また、各チェック項目を簡単にチェックできる無料ツールもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
ちなみに、推敲とは何なのかについては、以下の記事で説明しています
他にも推敲を行うコツを、以下の記事で解説してるぽよ
推敲チェックリスト 4種別
種別1 文章上のミス【チェック項目4つ】
まずチェックすべき内容としてあげられるのが、文章上のミスです
文字の間違いとか、間違った文章ぽよね
チェック1 誤字脱字
字が間違っている、抜けている字があるってことぽよね
これって修正必須のミスなんですけど、自力の推敲ですべてを修正するのは至難の技ですよね
ですがツールを使用することで、ほぼすべての誤字脱字が取り除ける時代なのです!
チェック2 言葉の誤用/変換ミス
気づかないまま、間違った言葉の使い方をしているってことも、大いにありえますね
変換ミスはさておき、誤用は正しいと思って使っているから気づけないぽよ
私も「イチモツの不安」が正しいと思ってましたし。。。
それは「一抹の不安」ぽよね
論外な間違いぽよ
ところで誤用かどうかって、しっかりとした知識が必要で、相当難しいです
- 『圧倒的に負けている』
圧倒的はプラスの意味の言葉なので、「負けている」と合わせると誤用。
「圧倒的に勝利している」ならOK。 - 『ご利用できます』
これだと相手のほうが立場が低い意味合いになるため、「ご利用になれます」が正解。
面倒くさいぽよ
ですね。
こういうのを全部覚えなきゃ、とか思っちゃうと文章が嫌いになりそうなんで、ツールに任せましょう
チェック3 禁忌語
読者に不快感を与えるような差別用語だったり、いわゆる放送禁止用語だったりですね
気づかずに使ってしまうこともあるかもぽよ
ネット小説で、稀に匿名掲示板のコメントによくあるような誹謗中傷レベルの文章を見ることがあります。
そういう文章は絶対に書いちゃだめですよ、匿名でもね。
チェック4 「てにをは」
「てにをは」ってなにぽよ?
「てにをは」というのは「助詞」というやつですね
「ガナハが小説を書いた」
- 「ガナハは小説を書いた」
この文章の「が」や「は」が助詞でして、つまり「てにをは」と呼ばれるものですね。
「て」「に」「を」「は」だけでなく「の」「が」「と」「へ」など、ほかにもある「助詞」も総称して「てにをは」と呼んだりします。
間違った「てにをは」としては、例えば
- 「小説は書きたい」
これはすぐ間違いだって気づきますね。
ではこちらはどうでしょう。
- 「小説を書きたい」
正しそうですが、実は間違いです。
この場合、「を」ではなく「が」が正解なんですね。
めんどくさいぽよ~
私個人としては、読者に不正解だとバレなさそうなレベルの間違いはスルーでいいんじゃないかなーなんて
でもまあ、ちゃんと直したほうが質が上がるのは間違いないんで、ツールを使って修正するとよいでしょう。
「文章上のミス」を推敲できる無料の便利ツール6選
文章ミスのチェック機能を備えたツール
文章上のミスをチェックしてくれるツールとして、まずは「PRUV」をご紹介。
使い方はとてもシンプル、簡単です。
- 「文章を入力してください」と書かれているテキストエリアに、文章をコピペ
- 「チェック開始」ボタンをクリックする
以上です。
「チェック開始」ボタンをクリックすると、文章のミスと思われる個所が強調表示されます。
単純ミスだけでなく「なじみのない漢字を使っているよ」といった警告もしてくれます。
他にも同じように文章ミスをチェックしてくれるツールとして、以下もおすすめです。
使い方は「PRUV」と同じで、とても簡単!
テキスト読み上げツール
文章チェックを行うツールは、すべてのミスを網羅できるわけではないようです。
それはofficeのwordのような有料のソフトでも同じで、チェックツールにも限界はあるようです。
そんなとき、一発でおかしな部分がわかってしまうのが、テキスト読み上げツールなのです。
ゆっくり実況とかで使われているやつぽよね
はい、そうです
ちょっと試してみましょう。
以下の再生ボタンをクリックすると、読み上げツールの音声を再生できますので、聞いてみてください。
頬杖をつて、窓に激しくぶつかる雨をが眺める。雨音を聞いていると気持ちはどこか落ち着くけど、頭の中にあるもやもやした気持ちままでは解消されかった。
いつのま間にか右手の指を噛んでいる自分に気付て、口から指を離た。少し苛々しているみたいだ。
あえてミスだらけの文章にして、読み上げてもらいました。
読み上げツールのほうが漢字の読み間違いをしている箇所もありますが、おかしなところがすぐにわかりますでしょう。
ほんとぽよね
読み上げツールもたくさんあるので、好みの声や聴きやすい声のツールを探してみるとよいでしょう
【主なテキスト読み上げソフト】
先ほどの音声ファイルは「Balabolka」で読み上げたものです。
読み上げる速さや音量はスライダーを動かして調整するので、とても使いやすいです。
音声を WAV / MP3 / OGG / WMA といったファイル形式で保存できます。
読み上げている音声を録音したり、リピート再生なんかも可能です。
また、女性・男性・ロボットといった、いろんな声質で読み上げることもできます。
面白いですね。
こちらも男性、女性の声を選んで読み上げることができます。
設定次第で、なるべく違和感なくスムーズに読んでもらうことができるようです。
種別2 読みやすさ【チェック項目4つ】
- 読んでいて引っかかる
- 読みづらくて疲れる
- 難しい言葉だらけで、内容が入ってこない
そんな文章になっていないかをチェックする項目です
めんどくさい文章は、途中で読むのを止めちゃうぽよ
読者がそうなってしまわないために、しっかりチェックしていきましょう
チェック1 句読点が多い、少ない
句読点が多すぎると、引っかかっちゃって歯切れが悪いです
でも少なすぎると、息苦しいぽよ
作家さんによってクセが出るところですが、ほどよく句読点があると、読みやすいですよね
- 句読点がない
【修正前】
「頬杖をついて窓に激しくぶつかる雨を眺める。」
【修正後】
「頬杖をついて、窓に激しくぶつかる雨を眺める。」 - 句読点が多い
【修正前】
「家の中は、静まりかえっていたので、お母さんはたぶん、お夕飯の買い物に出かけているのだろう。」
【修正後」
「家の中は静まりかえっていた。お母さんはたぶん、お夕飯の買い物に出かけているのだろう。」
チェック2 一文が長い
1つの文章がやたら長いと、息が詰まっちゃいますよね
見るだけで疲れるぽよ
ほとんどの小説は、1行につき40文字で改行されます。
1行40文字を基準とした場合、1つの文章は1行をちょっと超えるくらいまでの長さにとどめるのがベストでしょう。
3行分、つまり80文字を超える文章は長すぎます。
短い文章にできないか、もしくは文章を分割できないかを検討すべきです。
チェック3 文章のくどさ
例えばさっき出てきた「てにをは」
間違った使い方をしなければいいぽよね
いえ、ほかにも注意点があるのです
文章と文章を繋げる「てにをは」は、とても気を使っているつもりでも、くどかったり変な文章になってしまうことが多いです。
極端な例ですと
「今日、僕は朝起きて、歯を磨いて顔を洗って、朝ご飯を食べて、……省略……」
このように1つの文章で「~て、~て」といったように、同じ接続詞が続くと、くどく感じますよね。
他にも「~も、~も」「~の、~の」と続いてしまう文章を書いてしまう可能性もあります。
「てにをは」だけでなく「こそあど」言葉も要注意
「こそあど」って何ぽよ?
「こそあど」言葉というのは、「これ」「それ」「あれ」「どれ」といった指示語のことです
よく使うぽよね
そのとき私はようやく、あのとき彼からもらった手紙の内容を理解し、その彼が待つあの丘へ向かって走り出した。
極端に悪い例を書いてみました
「その」「あの」という「こそあど」言葉が1つの文章で4つも使われていますね
読みづらいぽよ
このように「てにをは」や「こそあど」がある文章は、くどくてリズムがおかしくなっていることが多々あります
「それ」ってどれよ……
と読者が混乱する原因にもなりますしね
ツールでチェックぽよね
チェック4 適度に漢字をひらく
「この言葉は漢字にはしないほうがいい」とされているものが、実は存在します。
そんなものがあるのかぽよ
そうなんですよ
そして、漢字をあえてひらがなにすることを「漢字をひらく」といいます
「及び」 ⇒ 「および」
「但し」 ⇒ 「ただし」
「又は」 ⇒ 「または」
「尚」 ⇒ 「なお」
「時」 ⇒ 「とき」
「事」 ⇒ 「こと」
「~の方」⇒ 「ほう」
「予め」 ⇒ 「あらかじめ」
このような言葉を漢字にしていないか、チェックしましょう。
また、難解な漢字もなるべく使わないようにすべきです。
パソコンで文章を書くと、作者が覚えていない漢字もすぐに変換できますよね
便利ぽよね
しかし、そのせいで漢字が多い文章になってしまいがち、という欠点もあるんです
漢字が多いと賢そうぽよ
何が悪いぽよ
「漢字が多い=クオリティが高い」というのは間違いです!
漢字が多すぎる文章というのは、実は読者からしたらとても読みづらい文章です。
ですので、むしろ評価を下げることにもつながりかねません。
また、画数が多い漢字を多用するのも読者にストレスを与えてしまいます。
特にキャラの名前は、画数が多い漢字や難しい漢字を使うのは避けるべきでしょう。
最初にルビが振られていても、「なんて読むんだっけ」となったりするキャラの名前って見たことないですか?
読めないけど、漢字の形でどのキャラなのかを判断することもあるぽよ
それって、読みにくいどころか、読めないのと同じですよね
ということで、難解な漢字をできる限りなくしましょう
「読みやすさ」を推敲できる無料の便利ツール3選
小説形態素解析CGI(β)
まずご紹介するのがコチラ!
句読点のバランスや漢字の比率、副詞や接続詞がどれだけ使われてるか、といったことから総合的に判断して、読みやすさを評価してくれます。
使い方はシンプルぽよね
文章をテキストエリアに張り付けて、「Enter」ボタンを押すだけです
どこが間違っているのかをチェックするのではなく、読みやすさを評価してくれるツールですね
テキスト処理ツール
ひらいたほうがいい漢字をチェックすることは『文章上のミスを推敲できる無料の便利ツール』で紹介したPRUV、Enno、Web日本語校正補助ツールでも可能です。
そんな中でも、読みやすさをチェックするツールとしては「Web日本語校正補助ツール」と、以下のツールがおすすめです。
左側のメニューで「文章校正」を選んで、右側のテキストエリアに文章を張り付けましょう
あとは「検査」ボタンをクリックぽよね
こんな感じで、ひらいたほうがいい漢字を指摘してくれて、かつ言い換え候補も出してくれます
便利な世の中ぽよね
Novel Supporter
インストールが必要ですが、「こそあど」言葉や1文の長さといった様々なチェックができる超おすすめの無料ツールをご紹介!!
左上のプルダウンで「こそあど確認」や「単語近傍探索」といった、チェックしたい項目を選んで、「全て実行」ボタンなどをクリック
これは「こそあど確認」のチェック結果ぽよね
そのとおり
「こそあど」言葉が赤くなってますね
便利ぽよ、チェックが楽ぽよ
チェックできる項目はこんなにあります!
「音声読み上げ」まであるぽよ
テキスト読み上げツールも含めて、「Novel Supporter」があれば十分かもですよ
ただ、文章ミスのチェックはないので、他のツールと併用して使うとよいでしょう
種別3 言い回し、表現【チェック項目3つ】
もっと良い「言い回し」や「表現」がないかをチェックする項目です
作家の腕の見せどころぽよね
チェック1 同じ単語が近くに何度も出てくる
同じ言葉が何度も出てくると、表現力が乏しいって思われちゃいます
どういうことぽよ?
先ほど紹介した小説推敲補助ソフト「Novel Supporter」で、悪い例の文章をチェックしてみました
同じ言葉が何度も出てきてるぽよね
こういった場合は、別の言葉に置き換えられないか、うまいこと文章の修正ができないかを検討してみましょう
チェック2 語尾の語調をバラけさせる
地の文は「~した」「~きた」「~見た」というように「た」で終わるのが基本ですね
でも、「思う」とか「らしい」で終わることもあるぽよ
そう、それです。
語尾をバラけさせるというのは、基本の「た」で終わる文章ばかりでなく、「思う」みたいな語尾も使いましょうということ
小説推敲補助ソフト「Novel Supporter」で文末チェックしてみました
ちょっとくらい同じ語尾になっても問題ないですけど、長い地の文の中であまりにも連続して「た」で終わる文章が出てくると、単調すぎますよね。
なので語尾がずっと同じになりすぎないように、「思う」「走る」「いる」といった、ローマ字でいうところのUで終わる文章を間に挟んで、単調さを解消させましょう。
地の文だけでなく会話でも同じです。
例えば「~なのよ」「~だわ」のように語尾が限られている女性キャラがいますよね。
「~なのよ。そして~になってしまうのよ」
のように、語尾が「よ」で終わる文章を続けてしまっていることもありがちです。
会話でも同じ語尾が続いていないか、注意が必要ってことぽよね
そういうことです
ただ、必ずしも同じ語尾を使いまくるのがダメってわけでもありません。
どういうことぽよ
あえて狙って、同じ語尾を使っているならOKってことです
同じ語尾を続けることによって、畳みかけるような文章にしたり勢いをつけることもできるのですね。
私の書いた小説からの引用で例を挙げますと、
出会えたことが、とても嬉しかった。とても悲しかった。とても悔しかった。とても安心した。ごめんなさいって思った。よかったねって思った。どうせ聞こえないから、大好きだって何度も言ってやった。
というように、主人公の想いに勢いをつける狙いで、あえて「た」で終わる文章を続けるわけです。
また、語尾をバラけさせるにしても、やみくもにやってはダメです。
地の文の語尾には時間を表す役割があるってことを、ちゃんと意識してバラけさせましょう。
語尾に役割があったのかぽよ?
例えば「た」で終わる文章は、過去形です
そして小説はこの過去形の文章が基本なのですね
「ガナハはブログの文章を書いていた」
「今回のブログ記事は、いつもより書くのが大変だなとガナハは思った」
どちらも過去を表しているでしょ
言われてみればぽよ
「思う」「走る」「いる」「見る」「聞く」など、Uで終わる文章は、現在進行形なのです。
Uで終わる現在進行形の文章は、その場に居合わせているかのような臨場感を読者に感じてもらうことができるのですよ。
「た」で終わる過去形よりもさらに過去の出来事を示す場合は、語尾を「だった」「わかった」「あった」「だったのだ」というようにします。
現在、過去、さらに過去、どの語尾がしっくりくるかを、ちゃんと意識しましょうね
チェック3 使い古された比喩表現
比喩とは、ある物事を別の何かで例えることですね
学校でも習ったぽよ
そして使い古された比喩とは、例えば次のようなもの
- 「蜘蛛の子を散らすように」
- 「枯れ木のように痩せた」
- 「死んだ魚の目」
よく聞く言葉ぽよ
言葉にオリジナリティがないですね
むしろ、このような比喩をするくらいなら、比喩そのものをやめたほうがマシなくらいです。
なので、比喩を入れるなら自分なりの別の表現に置き換えることを検討しましょう。
- 「蜘蛛の子を散らすように」
⇒「生徒指導の先生に追いかけられる不良男子の群れのように」 - 「枯れ木のように痩せた」
⇒「三輪車にぶつかっただけで骨折しそうなほど痩せた」 - 「死んだ魚の目」
⇒「今にも「かゆうま」と言いだしそうな腐った顔」
言い回し、表現のチェックは、チェック項目の説明の中でもやっていたとおり、小説推敲補助ソフト「Novel Supporter」が便利ですね。
ただし、使い古された比喩表現までは、ツールでチェックするのは難しいでしょう。
作家の腕の見せどころぽよ!
種別4 ストーリー上のミス、矛盾【チェック項目4つ】
こればかりは、ツールでチェックするのは難しいですかねえ
すごいAI機能がないと難しそうぽよ
しかし、読者に面白いと思ってもらうためには、頑張って直しておきたい項目です
チェック1 5W1Hが伝わるか
5W1Hとはなにぽよ?
Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)というやつですね
自分の書き上げた小説を読んで、場面ごとに5W1Hが自分ではっきり答えられるかを意識して、チェックしましょう。
チェック2 無駄な説明やウンチクはないか
自分が好きなことや詳しく知っている知識は、つい語りたくなってしまうのが人情ですねえ
説教する大人も、語ってるなーって思うぽよ
つまりはそういうことですね
無駄な説明やうんちくが多いと、読者も「気持ちよさそうに語ってんなー」と呆れちゃいます
読んでて疲れるぽよね
なので、本当に必要な説明なのかを検討して、消してもストーリー上問題なければ、思い切って削除しましょう
チェック3 説明不足はないか
作者はストーリーをすべて把握してるので、説明がなくても理解できちゃうんですよね
説明不足に気づけないぽよね
そうなんです
だから、ただ文章を直していくのではなく、「この話、ちゃんと読者に通じるかな」「意味は伝わるかな」と、自問自答することを心がけましょう。
チェック4 ストーリー上の矛盾はないか
プロットをしっかり作っていても、矛盾が出てくることは多々あります
人間が作ってるんだから、仕方ないぽよ
- 「あのキャラ、教えてもらってないのに、なんで事件のこと知ってるんだ?」
- 「主人公って自転車で通学してなかったっけ。帰り道に彼と並んで歩いてるけど、自転車はどこ?」
- 「1月11日って祝日だよね。なんで学校で授業を受けてるんだろう」
ミステリーなどは、下手すると読者に「これは伏線?」なんて勘違いされちゃいそうですね。
ストーリー上のミスや矛盾は、プロの作品でも見かけますよね。
そのくらい、見つけ出すのが難しいのですよ
なので、他人に読んでもらうのが一番です。
読んでもらうなら、ビシビシ指摘してくれる人がいいですね。
ただし、第三者に読んでもらう場合、指摘されたからといって何も考えずに直すのはとても危険です。
指摘されたことを真摯に受け止めつつも、ちゃんと自分でも指摘内容をどうすべきか考えて、直すべきと判断したなら修正しましょう。
あくまでも「参考までに」ということを忘れずに
チェック項目と解消ツール一覧表
我那覇がいろいろ試してみた主観も入ってますが、各チェック項目と相性のいいツールは以下のとおりです。
ご参考まで。
PRUV Web日本語校正補助ツール Enno | テキスト読み上げソフト全般 | 小説形態素解析CGI(β) | テキスト処理ツール | 小説推敲補助ソフト 「Novel Supporter」 | 第三者に読んでもらう | ||
種別1 | チェック1-1 誤字 | 〇 | △ | × | × | × | △ |
チェック1-2 脱字 | △ | ◎ | × | × | × | △ | |
チェック2 言葉の誤用/変換ミス | ◎ | ◎ | × | ◎ | × | △ | |
チェック3 禁忌語 | ◎ | × | × | ◎ | × | △ | |
チェック4 「てにをは」 | △ | × | × | × | × | △ | |
種別2 | チェック1 句読点が多い、少ない | × | ◎ | 〇 | × | × | △ |
チェック2 一文が長い | × | △ | × | × | ◎ | △ | |
チェック3 文章のくどさ | × | ◎ | 〇 | ◎ | △ | ||
チェック4 適度に漢字をひらく | 〇 | × | 〇 | ◎ | × | △ | |
種別3 | チェック1 同じ単語が近くに何度も出てくる | × | 〇 | × | × | ◎ | △ |
チェック2 語尾の語調をバラけさせる | × | △ | × | × | ◎ | △ | |
チェック3 使い古された比喩表現 | × | △ | × | × | × | △ | |
種別4 | ストーリー上のミス、矛盾全般 | × | × | × | × | × | △ |
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まとめ
【推敲チェックリスト 4種別】
- 種別1 文章上のミス
チェック1 誤字脱字
チェック2 言葉の誤用/変換ミス
チェック3 禁忌語
チェック4 「てにをは」 - 種別2 読みやすさ
チェック1 句読点が多い、少ない
チェック2 一文が長い
チェック3 文章のくどさ
チェック4 適度に漢字をひらく - 種別3 言い回し、表現
チェック1 同じ単語が近くに何度も出てくる
チェック2 語尾の語調をバラけさせる
チェック3 使い古された比喩表現 - 種別4 ストーリー上のミス、矛盾
チェック1 5W1Hが伝わるか
チェック2 無駄な説明やウンチクはないか
チェック3 説明不足はないか
チェック4 ストーリー上の矛盾はないか
「種別1 文章上のミス」は、文字の間違いとか、間違った文章のチェック項目ぽよ
見逃しちゃダメ、修正できて当然なレベルの項目が多いです
文章上のミスはツールで発見することができるので、大いにツールを活用しましょう。
「種別2 読みやすさ」は、読みづらかったり内容が入ってこない文章のチェックぽよ
修正しないと、読者にそっぽを向かれる原因になります
こちらもツールでチェックが可能な項目ばかりですので、しっかり直していきましょう。
「種別3 言い回し、表現」は、より良い文章にするためのチェック項目ぽよ
作者の文章力を問われる項目です
ツールでのチェックが難しい項目もありますが、他者との差をつけるためにも、がんばってチェックしましょう。
「種別4 ストーリー上のミス、矛盾」は、ストーリーの面白さが分かれる項目ぽよ
ツールでのチェックは、今のところ無理かなと
率直な意見をくれる第三者に読んでもらうのが、最も効果があるかと思います。
ただし、指摘されたからといって、思考停止で直すのはとても危険です。
あくまでも参考として指摘してもらいましょう。
おつかれさまでした
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コメント
内容が目から鱗でとてもすべての情報が有用でした。
これからも有用な情報宜しくお願いいたします。
レッズおやじさん、コメントありがとうございます!
参考になったみたいで嬉しいです、励みになります。
自分も小説を書いているのですが、推敲の仕方があまり分からなくて困っていました。
この記事を見てこれからも頑張っていこうと思いました!ありがとうございます!
私の記事を読んでいただき、ありがとうございます!
お役に立てたようで、とても嬉しいです!