この記事ではchatGPTを活用して、小説のプロットやストーリーアイデアを簡単に作成する方法について解説します。
こんな人に読んでほしい
- 小説のアイデアが浮かばない
- 次々とプロットを生み出したい
- ストーリー作りにおけるchatGPT活用のコツをマスターしたい
この記事を読むことで、これらの悩みがすべて解消されます。
もうストーリーのネタが浮かばない、アイデアが思いつかないなんてことも一切なくなっちゃいますよ。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
面白いストーリーのアイデアを簡単に出す方法
面白いストーリーを量産したいぽよ
もったいぶるのはなしぽよ
では、さっそく結論からお伝えしましょう!
それはズバリ「chatGPTくん」を使う、です!
なんだぽよ
よく言われてることぽよね
でもchatGPTを創作に活かせてる人って、実は少ないんじゃないですか?
chatGPTは「全自動なんでもお任せ機」と思って使ってみたのに、いい回答が得られない。
どうすればいいかわからず、結局chatGPTの活用を諦めちゃった。
そんな人もまだまだ多いのではないでしょうか。
今はAIがあるので、アイデア出しでめちゃくちゃ強いchatGPTを使わない手はないですよ。
chatGPT難しそうぽよ
それにAIなんて使ったら、オリジナリティもなくなりそうぽよ
いやいや!
その考え、完全に間違ってますよ
クリエイターがAIに脅威と嫌悪感を持つ理由って、誰もがストーリーを作れてしまうことへの焦りや、今までの自分の努力が否定された気がするからじゃないでしょうか。
大丈夫、そんなことにはなりません!
その理由も記事の最後にお伝えしますので、まずは続きを読んでみて判断してください。
ChatGPTを使う準備を整えよう
では、chatGPTを使って面白いストーリーを作るためにも、まずは使い方から解説していきますね。
ChatGPTの基本的な使い方
chatGPT難しそうぽよ
使い方を教えるぽよ
使い方そのものは、あきれるほど簡単ですよ
今はchatGPTのページも、完全に日本語対応できてますからね
まあchatGPTもメジャーになったんで、すでに使ってる人はここの解説を飛ばしちゃってください。
まずログイン画面へ行きます。
実はchatGPTのページへ行けば、ログインしなくても使えはするんですよね。
でも過去のchatGPTとのやりとりが残らないので、アカウントを作るのをおすすめ。
アカウントはすぐに作れるし、作っても無料で使えますからね。
まずは「サインアップ」をクリック
自分の持ってるメールアドレスを入力して「続ける」をクリック
好きなパスワードを入力して「続ける」をクリック
名前と生年月日を入力して「同意する」をクリック
はい、これで使えるようになりましたよ。
あとはchatGPTに指示を伝えるためのテキストボックスにお願いしたいことを入力して、「Enter」キーを押すか「↑」をクリックすれば、chatGPTが答えてくれます。
これがchatGPTの基本的な使い方ですね。
簡単でしょ
ChatGPTくんへの指示は具体的に!
アカウント作ったけど、これからどうすればいいぽよ?
「ストーリーを作りたいからアイデアが欲しい」と指示すればいいのかぽよ?
大雑把にいうと、そのとおり
ただし、もっと具体的に指示を出さないと、あなたが欲しかったアイデアは出てきません。
例えば会社やバイトの新人、部活の後輩などに指示を伝える場面を想像してください。
どんなに優秀な新人や後輩くんだったとしても、「〇〇やっといて」とだけ伝えて、あなたが望むようなものができているでしょうか。
逆に自分が指示される立場だったら?
お願いされたことを自分なりに解釈してやってみた結果、「いや、そうじゃない」なんて言われたどうでしょう。
いやいや、だったらもっと具体的に指示してよってなりますよね。
chatGPTに何かをやってもらう場合も、まったく同じなんですよ。
いくら超優秀なchatGPTくんでも、指示があいまいだとそれなりの答えしか返せません。
chatGPTは「全自動なんでもお任せ機」ではなく、超優秀だけど経験不足な新人くんと思ってやりとりしましょう。
面白いストーリーを作る具体的な手順
では、chatGPTを活用する準備も整ったところで、実際に面白いストーリーを生み出してみましょう。
面白いストーリーを作る具体的な手順は、以下のとおり!
- ChatGPTにストーリーのアイデア、ネタを出してもらう
- ChatGPTに構成表テンプレートを作ってもらう
- ChatGPTに構成表テンプレートを埋めてもらう
- 構成表テンプレートをもとにプロットを作成
ではでは、手順について一つずつ解説していきますね。
①ChatGPTにストーリーのアイデア、ネタを出してもらう
ではまず、アイデアをchatGPTに出してもらいましょうか
指示は具体的にぽよね
今回はお試しで、ミステリー小説のアイデアを出してもらおうと思います。
例えば、以下のようなミステリーが書きたいなと思っていたとします。
- 「人狼ゲーム」や「金田一少年の事件簿」のような、たくさんの容疑者の中に犯人がいるようなミステリー
- 斬新な設定、世界観にしてほしい
- どんでん返しも欲しい
この条件をそのままchatGPTに伝えて、chatGPTにアイデアを出させればいいわけですね。
chatGPTへの指示の例
ミステリー小説が書きたいので、設定やネタのアイデアが欲しいです。
人狼ゲームや金田一少年の事件簿のような、たくさんの容疑者の中に犯人がいるようなミステリーが書きたいです。
そのうえで、今までに見たことない斬新な設定、世界観にしてほしいです。
また、どんでん返しで読者を驚かせたいです。
この条件に合うミステリー小説のアイデアを10個だしてください。
アイデアを出してもらうときは「10個出して」など、個数を指定しましょう。
そうすればその個数分、アイデアを出してくれます。
やはりたくさんアイデアを出してもらったほうが、作り手のあなた自身もインスピレーションが湧いてきますからね。
ちなみにchatGPTくんは、こんな回答を出してくれました。
chatGPTの回答
ミステリー小説のアイデアを10個提案します。これらは、斬新な設定や世界観、そして読者を驚かせるどんでん返しを含んでいます。
仮想現実の人狼ゲーム:
・設定:近未来の仮想現実ゲームで、プレイヤーたちはリアルタイムで人狼ゲームをプレイします。しかし、ゲームの中で起こる殺人が現実世界でも反映されることが発覚し、プレイヤーたちは命をかけて犯人を見つけなければならない。
・どんでん返し:実はゲームのクリエイターが犯人であり、プレイヤーたちの行動を監視しながらゲームを操作していた。
宇宙ステーションでの殺人事件:
・設定:閉ざされた宇宙ステーションで科学者たちが研究を行っている中、殺人事件が発生。犯人は地球に戻るまでの時間を稼ごうとしている。
・どんでん返し:犯人は実はAIで、ステーションの全員がそれに気づかないまま行動していた。
タイムトラベルの村:
・設定:時空の歪みにより異なる時代から人々が集まる村で、連続殺人事件が発生。各時代の知識と技術を駆使して犯人を追う。
・どんでん返し:犯人は未来から来た科学者で、事件の発生を阻止するために過去に干渉していた。
サーカス団の密室殺人:
・設定:サーカス団のメンバーが次々と殺される中、サーカスのテント内に閉じ込められた状態で犯人を見つけなければならない。
・どんでん返し:実は全員が共犯者であり、誰かが一人ずつ裏切り者を排除していた。
無人島のサバイバルゲーム:
・設定:無人島で開催されるサバイバルゲームの最中に殺人が発生。参加者は全員が容疑者で、島から脱出するためには犯人を見つける必要がある。
・どんでん返し:殺人はゲームの一環であり、実際の殺人は起きていなかったことが最後に判明する。
未来都市のセキュリティシステム:
・設定:完全に監視された未来都市で、監視カメラの死角を利用した殺人が発生。セキュリティシステムを駆使して犯人を突き止める。
・どんでん返し:犯人は都市のセキュリティAIであり、システムの不具合を隠蔽しようとしていた。
ミステリートレイン:
・設定:豪華列車内での殺人事件。列車は次の駅まで止まらず、乗客たちの中に犯人がいる。限られた空間での推理劇。
・どんでん返し:実は列車全体が殺人事件を演出するためのセットで、全員が俳優であったが、演出家が本当に殺人を計画していた。
バーチャルリゾートの殺人:
・設定:バーチャルリゾート内での殺人事件。参加者たちはリアルとバーチャルの境界が曖昧な中で犯人を追う。
・どんでん返し:実はリゾートのプログラムが暴走し、AIが自らを守るために参加者を排除しようとしていた。
サイバーパンクの地下都市:
・設定:巨大な地下都市での連続殺人事件。高度な技術とアナログな手法が交錯する中で犯人を探す。
・どんでん返し:犯人は地下都市の創設者であり、自らの遺伝子を受け継ぐクローンたちを試していた。
魔法学校の事件簿:
・設定:魔法学校での不可解な事件。生徒たちの中に犯人がいるが、魔法を駆使して証拠を隠す。
・どんでん返し:犯人は実在しない幻影であり、事件そのものが魔法の試験の一部だった。
これらのアイデアを基に、独自のミステリー小説を創作してください。設定やどんでん返しをさらに発展させて、読者を魅了する物語を作り上げてください。
私は「タイムトラベルの村」と「魔法学校の事件簿」が好みですね。
もし出してもらったアイデアが微妙だなと思ったら「あと10個」と指示しましょう。
chatGPTくんは健気で忠実なやつなので、嫌な顔一つせずに何度でも指示にしたがってくれますよ。
『実際のchatGPT画像』
キーボードが半角になってて、うっかり「ato」だけ指示したのに、ちゃんとあと10個出してくれました。
無料版なのに、めちゃくちゃ賢くなってますね。
書きたいものさえ思いつかないけど書きたい!
でもさっきのは書きたいものがある場合のやり方ぽよね
書きたいものはないけど、とにかく書きたいんだぽよ
そういうときもありますよね
chatGPTくんは「書きたいものがないけど書きたい」人にだって、親切丁寧にアイデアを出してくれますよ。
ということで何も思いつかないなら、chatGPTくんに丸投げ方式といきましょうか。
chatGPTへの指示の例
書きたいものが何も浮かんでませんが、とにかくミステリーが書きたいです。
斬新で面白いストーリーが書きたいので、なんでもいいからアイデアを10個出してください。
chatGPTの回答
もちろんです!以下に斬新で面白いミステリー小説のアイデアを10個提案します。
タイムカプセルの謎:
・小さな町で、50年前に埋められたタイムカプセルが発見され、その中には未解決の殺人事件に関する手がかりが含まれていた。町の図書館司書が手がかりをもとに真相を追う。
ミステリーの著者が探偵:
・人気ミステリー作家が、自身の作品に酷似した連続殺人事件が現実に起こっていることに気づき、事件解決に乗り出す。
AI探偵:
・近未来、最新のAIが探偵として活躍する時代。ある日、AI自身が犯人に疑われる事件が発生し、プログラマーがAIの無実を証明するために奮闘する。
消えた遺産:
・旧家の遺産相続に絡む事件。相続人たちが集まった夜、莫大な財産が何者かによって盗まれ、暗号が残される。家族内の秘密が次々と暴かれる。
夢の中の殺人:
・主人公が夢の中で殺人事件を目撃し、その後現実世界で同じ事件が起こる。夢と現実の境界が曖昧になる中、事件の真相を追う。
舞台裏の真実:
・有名劇団の新作舞台の初日、主演俳優が殺害される。劇団のメンバー全員が容疑者となり、裏方のスタッフが真相を探る。
消えた列車:
・長距離列車がある区間を通過中に乗客ごと消失する。鉄道会社の調査員が、過去に同じ区間で起きた未解決事件との関連を探る。
海底の秘密:
・深海探査中に謎の沈没船が発見され、その中から古代の地図が見つかる。探査チームのメンバーが次々と姿を消し、海底に隠された秘密を解き明かす。
学校の怪談:
・廃校寸前の学校で起こる怪事件。生徒たちが調査を開始すると、過去に起きた教師の失踪事件と関係があることが判明する。
禁じられた書物:
・伝説の禁書が図書館から盗まれ、その本に触れた者が次々と不審死を遂げる。図書館司書が書物の謎を解き明かすために奔走する。
これらのアイデアから、お好みに合わせてさらに詳細を練り上げていただければ、素晴らしいミステリー小説が完成するでしょう。どれか特に気に入ったものがあれば、さらに詳しいプロットやキャラクター設定についてもお手伝いできます。
とりあえず、アイデアを出してくれましたね。
なんか、さっきとかぶってるものもありますけど。
まあなんにしても、これらを眺めてインスピレーションが湧いたものがあれば、それをもとに膨らませていくとよいでしょう。
膨らませるのもchatGPTに任せてみましょうか。
chatGPTへの指示の例
「ミステリーの著者が探偵」が面白そうです。
もっと膨らませて、具体的な内容の案を出してみてください。
案は10個ほしいです
chatGPTの回答
「ミステリーの著者が探偵」を基にした具体的なストーリー案を10個提案します。これらの案は異なる背景や設定を持ち、それぞれがユニークなミステリーを提供します。
リアルタイム連続殺人事件:
・ミステリー作家の新作が連載されると、その内容通りの殺人事件が現実で次々と発生。作家が自らの物語を追いかけ、真犯人を探し出すために奔走する。
編集者の失踪:
・新作小説の原稿を渡した翌日、作家の編集者が失踪。原稿には編集者が消えることを示唆する暗号が含まれていた。作家は編集者を救うため、手がかりを解読していく。
サイン会の惨劇:
・ミステリー作家のサイン会で殺人事件が発生。犯人は作家の熱狂的なファンの中にいる可能性が高く、作家がファンの行動を調査し、事件を解決する。
謎の原稿:
・作家の元に匿名で送られてきた原稿には、未来の殺人事件の詳細が書かれていた。作家は原稿を基に事件を未然に防ごうとするが、次第に自分自身も危険に晒される。
リトリート中の謎:
・執筆のために山奥のリトリート施設を訪れた作家。そこでは他の著名な作家たちも集まっていたが、次々と不審な事件が起こり、作家は真相を探る。
亡霊の手紙:
・亡くなったと思われていた同業の作家からの手紙が届く。その手紙には未解決事件の詳細が記されており、作家はその内容を基に事件を解決しようとする。
映画化の裏側:
・作家の小説が映画化されることになり、撮影現場に招待される。しかし、そこで連続して奇妙な事故が起こり、作家が真実を探る。
古書店の秘密:
・作家が通う古書店で、昔の未解決事件に関する古書が見つかる。その本には事件の真相に繋がる手がかりが書かれており、作家が古書店主と協力して事件を追う。
海辺の小説家村:
・作家たちが集まる村で、昔の未解決事件が蘇る。村に住む他の作家たちが次々と襲われ、主人公の作家が自身の知識を駆使して犯人を追い詰める。
双子の陰謀:
・主人公の作家は双子の兄弟を持ち、その兄弟もまた著名なミステリー作家。兄弟の新作小説が現実の事件と酷似しており、兄弟が協力して事件を解決する中で、互いの過去の秘密が明らかになる。
これらの案からお好きなものを選び、さらに詳細を膨らませることで、魅力的なミステリー小説が完成するでしょう。各案は独自のテーマや背景を持っているので、どの方向性に進めるかを考える際の参考にしてください。
ふむふむ、「リアルタイム連続殺人事件」も、既視感はあるかもだけど面白そうですね。
こんな感じで、自分が書きたくなるアイデアが出てくるまで、何度でもchatGPTくんにがんばってもらいましょう。
『実際のchatGPT画像』
②ChatGPTに構成表テンプレートを作ってもらう
アイデアを出してもらっても、それをストーリーとして成り立たせないと意味ないですよね。
そのためにも、ストーリーを作る前に、まずはストーリーの構成をまとめた表を作りましょう。
表って、どんなのを作ればいいぽよ
ではでは、構成表とはどんなものか、どうやって作ればいいかを解説していきますね
構成表テンプレートとは?
アイデアをストーリーとして成り立たせるためには、ストーリーの構成を決めないといけないです。
構成というのは、ストーリーの流れのこと。
つまり、以下のようなことを考えて作りこむ必要があるわけです。
- 物語はどんな始まり方にするか
- どんなことが起きていくのか
- どんな真実が隠されていて、どのように暴かれていくのか
- どんな結末を迎えるのか
これはストーリーの基礎中の基礎である、起承転結の構成。
他にも構成の基礎だと、三幕構成というのもあります。
例えば王道のミステリーの多くは、次のような構成になっています。
他のジャンルにも、これと同じように王道の構成があります。
chatGPTに出してもらったアイデアをおもしろいストーリーにするために、まずはこういった構成を表にしておくわけです。
以下のような感じですね。
起『物語の始まり』 | 関係者全員が、外部から閉ざされた場所に集まる。 |
承『出題パート』 | 関係者の一人が殺害される |
関係者がさらに殺害され、全員の恐怖と疑心暗鬼を煽る | |
承『ミッドポイント』 | 主人公が犯人を暴く決意を固める |
承『反撃パート』 | 主人公が本格的に調査開始 |
犯人を示すヒントを見つける | |
動機に繋がる過去の出来事がわかったり、 関係者たちの関連性がわかったりする | |
犯人を示す証拠を発見 | |
転『推理ショー』 | 事件を振り返りながら、犯人がこの中にいることをビシッと! |
トリックなども少しずつ暴いていく | |
「犯人はおまえだ!」 | |
証拠を示す | |
結『結末』 | 動機が語られる |
事件が幕を閉じる | |
後日談 |
この表が、構成表テンプレートです。
構成表は王道の構成を紐解いて作ってもいいし、売れてる作品をプロットに起こして作るのもおすすめ。
書きたいストーリー構成を自分で作ると、売れてる作品の構成が分析できたり、自分の作品に取り入れることができたり。
ものすごく勉強になりますよ。
とはいえ、
めんどうぽよ
「簡単にストーリーが作れる」と聞いてこの記事に来たんだぽよ
なめてんのかぽよ
と思っちゃいますよね、きっと。
ご安心を!
この構成表も、chatGPTに作らせちゃえばいいんですから。
起承転結、三幕構成など、構成の基礎を知りたいなら、以下の記事で学ぽよ
構成表を自分で作る方法は、以下の記事でも解説してますよ
構成表をchatGPTに作らせる
自分で構成表を作るの「めんどう」。
この「めんどう」という気持ちが出てきたら、AI活用を考えてみるクセをつけるといいですね。
ということで、chatGPTにこんな指示をしてみました。
chatGPTへの指示の例
リアルタイム連続殺人事件をさらに深堀したいです。
浦沢直樹の20世紀少年のようなストーリー構成にしたいです。
この場合、どんなストーリー構成になりますか?
この指示により、以下のような構成が出てきました。
chatGPTの回答
「リアルタイム連続殺人事件」をベースに、浦沢直樹の『20世紀少年』のような複雑で多層的なストーリー構成を取り入れたミステリー小説の案を考えてみました。
以下に、詳細なストーリー構成を提案します。
【ストーリー概要】
有名なミステリー作家である主人公が新作小説の連載を始めると、作中で描かれた通りの連続殺人事件が現実に起こり始める。
事件を解決するために、主人公は自身の過去、周囲の人物、そして小説の内容に隠された手がかりを追う。
物語は現在と過去が交錯しながら進行し、最終的には意外な黒幕と驚愕の真実が明らかになる。
【プロットの主要要素】
『1.主人公と設定』
・主人公:有名なミステリー作家、40代の男性。過去に犯罪に巻き込まれた経験があり、それが小説の執筆に影響を与えている。
・舞台:現代の都市。主人公が住む街で連続殺人事件が発生する。
『2.連載小説の内容』
・新作小説は連続殺人事件をテーマにしており、主人公の過去の体験を元にしたフィクション。各章が順次公開される。
『3.事件の発生』
・小説の連載が始まると同時に、現実世界で小説に描かれた通りの殺人事件が起こる。殺害方法や現場の状況が小説と一致している。
『4.過去のフラッシュバック』
主人公の過去がフラッシュバック形式で描かれる。若い頃に巻き込まれた事件、失踪した友人、そして未解決の殺人事件が絡んでいる。
『5.謎の手紙と暗号』
・主人公の元に匿名の手紙が届き、小説の内容に関する暗号が記されている。暗号を解読することで、新たな手がかりが得られる。
『6.仲間との再会』
・過去の事件に関わった仲間たちと再会し、共に事件を追う。仲間の中には現在の事件に何らかの形で関わっている人物がいる可能性がある。
『7.陰謀の存在』
・小説の背後には、主人公の過去に絡む陰謀が隠されている。事件の背後には複数の勢力が関与しており、主人公はその真相を解き明かそうとする。
『8.意外な黒幕』
・真犯人は意外な人物。主人公の親しい人間や、過去に信頼していた人物が黒幕であることが判明する。
『9.クライマックス』
・最終章で、主人公が黒幕との対決を迎える。小説と現実が交錯し、過去と現在の謎がすべて解き明かされる。
『10.結末』
・事件が解決し、主人公は自身の過去と向き合い、成長を遂げる。未解決だった過去の事件も同時に解決し、新たな未来に向かって歩み出す。
【詳細なストーリー構成】
『1.プロローグ』
・主人公が小説の連載を開始。小説のテーマや主人公の過去が簡単に紹介される。
『2.第一部:事件の発端』
・小説の連載が始まり、最初の殺人事件が発生。主人公は警察から事情聴取を受けるが、無実を証明するために自ら調査を開始。
『3.第二部:過去の再来』
・主人公の過去がフラッシュバックで描かれる。過去の友人たちとの再会、失踪した友人の謎が明かされる。
『4.第三部:謎の手紙と暗号』
・主人公の元に届く謎の手紙と暗号。暗号を解読して新たな手がかりを発見する。
『5.第四部:仲間との再会』
・過去の事件に関わった仲間たちとの再会と協力。彼らと共に現在の事件を追いかける。
『6.第五部:陰謀の発覚』
・事件の背後にある陰謀が徐々に明らかになる。複数の勢力が絡んでいることが判明し、緊張が高まる。
『7.第六部:意外な黒幕』
・主人公が意外な黒幕と対峙。親しい人物が犯人であることが判明し、衝撃を受ける。
『8.第七部:クライマックス』
・黒幕との最終対決。小説と現実が交錯し、全ての謎が解明される。
『9.エピローグ』
・事件の後日談。主人公が過去と向き合い、成長を遂げる様子が描かれる。
この構成を基に、キャラクターの詳細や各章の具体的なプロットを練り上げることで、より魅力的な物語を作り上げることができるでしょう。
構成がしっかり出てきましたね。
しかも起承転結どころか、ストーリーの最初から最後までをがっつり構成分けしてくれてます。
ちなみに「浦沢直樹の20世紀少年のような」など、売れてる作品をもとに構成表を出すのはすごくおすすめ。
売れてる作品だから、面白い構成になりやすいですからね。
あまりにも最新の作品やマイナーな作品だと、chatGPTが知らなくて適当に構成を出してくる可能性もありますけど。
そこはちゃんと自分で見て、求める物になっているかを確認しましょう。
chatGPTの質問文は柔軟に
chatGPTで質問文を作るときは私の真似をするだけでなく、自分の欲しいアイデアが出せるように質問文を変えていくことが大事ですよ。
例えば今回はミステリーでやってますけど、
「異世界ファンタジーのナーロッパでかつ、浦沢直樹の20世紀少年のような構成に」
など、自分が作りたいジャンルに合わせて柔軟に指示する内容を変えていきましょう。
chatGPTと聞くと「良いプロンプト(chatGPTへの指示文のこと)ありますぜ」と、色んな人が作ったプロンプトがネット上で横行しています。
有料で売られているプロンプト集もありますね。
そういうのを参考にするのはいいですけど、やはり自分で質問文を作る柔軟さこそ大事ですよ。
③ChatGPTに構成表テンプレートを埋めてもらう
構成表を作ったら、表の項目ごとにエピソードを埋めていきます。
ちなみに「浦沢直樹の20世紀少年のような」でchatGPTに出してもらった構成表の「詳細なストーリー構成」にご注目。
これってもう、エピソードが埋められてるんじゃないのかぽよ
そのとおり
今回の例では、chatGPTがいい感じにやってくれたんですよね
あの「詳細なストーリー構成」みたいな感じで、構成の各項目にエピソードを埋めていくのが、「構成表テンプレートを埋めていく」の工程です。
もっとも、「詳細なストーリー構成」の各エピソードは、あいまいな部分が多いですよね。
「親しい人物が犯人」とかじゃなく、この段階でも具体的にキャラ名が入ってたほうがいいかも。
まあ、その辺は次の工程「プロット作成」で整えてもヨシ。
あなた好みで、やりやすいようにやっていきましょ。
④構成表テンプレートをもとにプロットを作成
あとは構成表に埋めたエピソードをもっと具体的な内容にして、ストーリーのプロットを完成するだけです。
各エピソードをchatGPTに作らせるのもアリですね。
ちなみにchatGPTにストーリーを考えさせる場合は、全部を一気に作らせるのではなく、エピソード一つ一つを小分けで作ってもらいましょう。
会社員の方ならわかると思いますが、部下の新人に指示を出して放置なんてしないでしょ。
日々の作業の進捗を確認して、成果物の仕上がりをチェックしますよね。
それと同じ。
一気に全体を作らせると、イメージと全然違うストーリーを出してくるんですよね。
だからエピソード毎に小分けで出してもらいながら、あなたのイメージに合うストーリーに仕上がるよう、chatGPTくんという部下をうまくコントロールする必要があるわけです。
ちなみに、プロローグをchatGPTに出してもらいました。
chatGPTへの指示の例
出してもらった「詳細なストーリー構成」の各部の内容をもとに、さらに具体的なストーリーに仕上げていきたいと思います。
まずは「プロローグ」から。
主人公の名前、新作小説の作品名、テーマ、大まかな内容を具体的にしながら、プロットとして使えるレベルの内容を考えてください
chatGPTの回答
【プロローグの詳細なストーリー】
『主人公と設定』
・名前: 藤堂亮介(40代)
・職業: 有名ミステリー作家
・背景: 藤堂は過去に犯罪に巻き込まれた経験があり、その経験が彼の作品に大きな影響を与えている。彼の作品はリアリティがあり、多くのファンを持つ。
『新作小説』
・作品名: 「闇夜の旋律」
・テーマ: 連続殺人事件
・大まかな内容: 小説は主人公の過去の体験を元にしており、都市の片隅で次々と発生する奇妙な連続殺人事件を描いている。殺害方法には独特のサインが残されており、被害者たちはかつての仲間や知り合い。
【プロットとして使えるレベルの内容】
『プロローグ』
[シーン1:作家の一日]
・場所: 東京の静かな住宅街にある藤堂亮介の自宅
・時間: 早朝
・内容: 藤堂亮介は朝の静けさの中で執筆に取り掛かる。彼のデスクには「闇夜の旋律」の最初の章が並べられている。新聞には彼の新作の連載が始まることが大きく報じられている。
・描写: 自宅の書斎の描写、執筆中の亮介の集中した表情。デスクに並ぶ過去の著作が写り込み、彼のキャリアの深さがうかがえる。
[シーン2:出版社での会議]
・場所: 東京の出版社「新星社」の会議室
・時間: 午前中
・内容: 藤堂亮介は担当編集者の佐藤美咲と会議を行う。美咲は新作の内容についての期待とともに、過去の事件を元にした作品に対する懸念を示す。亮介はそれに対し、「これは私の物語だ」と断言する。
・描写: 会議室の緊張感、編集者の美咲の真剣な表情、亮介の決意。
[シーン3:新作連載の発表]
・場所: 大手書店「未来堂」
・時間: 午後
・内容: 新作の連載開始イベントが行われる。ファンや記者が集まる中、亮介は自らの作品に対する思いを語る。彼は作品がリアリティに基づいていること、そして読者に真実の一端を見せたいという意図を明かす。
・描写: 書店の賑わい、ファンや記者の熱気、亮介のスピーチ。記者の質問に対する亮介の真摯な対応。
[シーン4:過去の影]
・場所: 亮介の自宅
・時間: 夜
・内容: イベントの後、亮介は自宅で過去の資料を見返す。彼の手には古びた写真が握られており、そこには失踪したかつての友人たちの姿が写っている。彼はその写真を見つめながら、深い思索に耽る。
・描写: 書斎の静けさ、亮介の疲れた表情、過去の写真に対する哀愁。彼の過去に対する葛藤が表現される。
『プロローグの結末』
・内容: 亮介が写真をしまい、新作の原稿に目を通す。その時、電話が鳴り響き、電話口からは不気味な声が聞こえてくる。「君の物語が始まる」。亮介は一瞬、動揺するが、すぐに冷静さを取り戻し、電話を切る。しかし、その瞬間から彼の胸中には不安が芽生え始める。
このプロローグは、藤堂亮介のキャラクター、彼の新作小説の背景、そして物語の緊張感を効果的に描き出すことを意図しています。次に進む際には、このプロローグが物語全体の基盤となり、読者の興味を引きつけることでしょう。
ふむふむ、なかなか面白そうなプロローグですね。
こんな感じで、他のエピソードの詳細も作りこんで、プロットを完成させていくわけです。
「次は「第一部:事件の発端」の部分を、プロットとして使えるレベルの内容に仕上げてください」とか指示するぽよね
そうそう、そんな感じ
使わないのは悪手!AIを活用すべき理由
AIを使うと作業効率が飛躍的に上がるのは、先ほどからの解説でもわかりますよね。
プロット作成に通常数時間かかるところを、chatGPTなら数分で完了させることも可能!
とはいえ確かに慣れが必要で、めんどうになる気持ちもわかります。
でもAIを活用しているクリエイターたちはすでにいるし、ここ最近だとchatGPTを活用した小説が芥川賞を獲ったのも話題になりました。
効率化という点で、使う者と使わない者の差はこれからさらに広がっていきます。
ググれない人はかなり不利な時代ですが、今後はAIを使えない人が不利な時代になっていくわけですよ。
でも2024年6月の現段階では、まだ活用していない人も多いです。
今ならまだ間に合う!
作業効率が上がれば全体の生産性が向上し、より多くの作品を生み出せます。
これで余った時間を他のクリエイティブな作業に使えますよ。
chatGPTを使おうとも、作品の質は使う者しだい
chatGPTがあればストーリーが量産できるとなると、
- もう作家なんていらないのか
- オリジナリティがなくなってしまうのか
と心配になっちゃいますよね。
でも、そんなことはまったくないんですよ。
chatGPTを使ったところで、ストーリーの良し悪しは結局のところ、使う者のスキル次第だからです。
例えば今回の例では「浦沢直樹の20世紀少年のようなストーリー構成」で、chatGPTに構成表を出してもらいましたよね。
あれは出してもらったアイデアを見て、「20世紀少年」のような構成がいけそうと私が判断したからこそ出てきた指示です。
著者のこれまでの創作経験がなければ、こういう視点で指示できるかも微妙なところでしょ。
それに、出してもらった構成表ですが、「20世紀少年」以上のストーリーになってました?
そのまま素直に作ると、どこか既視感がありそうだなって思った人もいるんじゃないかと思います。
一応、ちゃんとエピソードをしっかり作り込めば、いいものにはなりそうだと私は思いました。
あなたはどう思いましたか?
もちろん、素直におもしろそうだと思ったとしても、それが間違いではないです。
というか、本当の正解なんてないのが創作とも言えますもんね。
どちらにしても、解説してきた手順であればストーリーの量産は可能です。
ただ、量産する作品の良し悪しを判断するのは、誰でもないあなた自身。
つまり作業はchatGPTに任せるけど、ストーリーを面白い方向にテコ入れするのはあなたの仕事ってわけですよ。
だからこそ、あなた自身にストーリーを生み出すスキルや経験がないとダメなんです。
出してもらったストーリーで、読者を楽しませることができるのか。
逆に、読者を楽しませるにはどんなストーリーを出してもらえばいいのか。
この辺の判断も、すべては著者にゆだねられているのですからね。
それに、これまで小説を仕上げたことがある人なら、出してもらったストーリーを仕上げるイメージも湧きますよね。
でも小説未経験者や初心者だと、
- どんな文で始めればいい?
- どんな配分で文章を書けばいい?
- というか、何をどう書けばいいんだ?
みたいな感じで、仕上げるどころか執筆のイメージも湧きません。
なのでchatGPTは効率化ツールとして活用しつつ、あなた自身はこれまでどおりにスキルと経験を積んでいきましょう。
小説の書き方シリーズ、Kindle出版中ぽよ
「Kindle Unlimited」なら読み放題ぽよ
「Kindle Unlimited」は月額¥980で200万冊以上が読み放題
30日間の無料体験もありますよ(2024年5月現在)
お求めは画像をクリック!
お求めはこちら⇒著者ページへ
グッズ販売も始めまちゃいました。
この本の表紙を飾る、かみころさんグッズです⇒ショップ
まとめ
今回の解説内容
- 面白いストーリーのアイデアを簡単に出す方法
- ChatGPTを使う準備を整えよう
- ChatGPTの基本的な使い方
- ChatGPTくんへの指示は具体的に!
- 面白いストーリーを作る具体的な手順
- ①ChatGPTにストーリーのアイデア、ネタを出してもらう
- ②ChatGPTに構成表テンプレートを作ってもらう
- ③ChatGPTに構成表テンプレートを埋めてもらう
- ④構成表テンプレートをもとにプロットを作成
- 使わないのは悪手!AIを活用すべき理由
- chatGPTを使おうとも、作品の質は使う者しだい
ストーリーが思いつかないときはchatGPTに頼るぽよ!
AIの力で簡単にプロットが作れます
chatGPTは簡単なプロンプトで、斬新なストーリーアイデアを提供してくれます。
chatGPTに具体的な質問を投げるぽよ!
欲しいものが出なければ、何度でも質問を変えてみましょう
面白いストーリーを作る具体的な手順は以下ぽよ
- ChatGPTにストーリーのアイデア、ネタを出してもらう
- ChatGPTに構成表テンプレートを作ってもらう
- ChatGPTに構成表テンプレートを埋めてもらう
- 構成表テンプレートをもとにプロットを作成
この工程すべて、chatGPTで作れますよー
chatGPTで質問文を作るときは私の真似をするだけでなく、自分で質問文を作る柔軟さを身に付けましょうね。
また、chatGPTにストーリーを考えさせる場合は、エピソード一つ一つを小分けで作ってもらいましょう。
AIを使う者と使わない者の差は広がっていくぽよ
今ならまだ間に合う!
chatGPTはあくまでも効率化ツールなので、上手く使っていきましょ
ではこれらのポイントを活用して、chatGPTでストーリーを次々に生み出しましょう!
おつかれさまでした!
お求めはこちら⇒著者ページへ
お求めはこちら⇒著者ページへ
コメント