「小説の書き方」に関するノウハウ本をkindleで出版しました
初心者にも分かりやすい小説の書き方
表紙もお主の完全手作りぽよね
kindleのお客様にも目にとめていただき、そこそこ読んでいただけています(2021/5/16情報)。
とうことで今回は、kindle本などの電子書籍の表紙を自分で作りたいという方のために、私の作った表紙で作り方の解説をしてみたいと思います。
- kindle本を出したい人で、イラストソフトを使える
- kindle本の表紙を自分で作りたい
- 外注するお金が惜しい
kindle本の表紙を自分で作ろうと思った場合、表紙作成専用のツールを使うのが一般的です
「Canva」が有名ぽよ
でも、今回はイラスト制作ソフトが使える人を対象とした記事です
お主がそのタイプだからぽよね
ちなみに私は、表紙を「クリップスタジオ」という漫画・イラスト制作用ソフトで作成しています
他のイラストツールでもいいのかぽよ
レイヤーや文字を入れ込む機能があるようなツールなら問題ないです
アイビスペイントとかもいけるぽよね
ちなみに「レイヤー」ってなに?
と思った時点で、この記事は参考にならないんじゃないかなーと思われます
表紙デザインのコツ それは売れてるkindle本の表紙を参考にすること
参考にするのが、たった1つのコツってやつかぽよ
そのとおりです
全ての創作において、自分の脳内だけで生み出したものは、漏れなく失敗します
小説でも、何かしらを描写する場合や、専門的な知識が必要な場合、資料を集めて参考にしますよね
漫画もイラストも同じぽよね
だから、kindle本の表紙を自作するのなら、まずは他の本の表紙をたくさん見て、参考にしなければいけません。
どんな本を参考にすればいいぽよ?
まずは自分のライバルになる本
例えば私の場合「小説 書き方」で検索して、検索上位に引っかかる売れている本の表紙を片っ端から観察します。
次に、別のジャンルで売れている本も見てみましょう
売れてる個人出版の電子書籍は、出版社から販売された本と思ってしまうくらいクオリティが高いものが多いです。
そういったものも参考になります。
以下、私が参考にした表紙たち。
※ただし、自分の表紙へデザインを取り入れた電子書籍だけを上げています。
実際には多くの表紙を参考にしています。
我那覇の表紙で解説・売り物っぽさを出す表紙の作り方
観察するのはわかったけど、どういったところを観察すればいいかわからないぽよ
では、私の自作した表紙がどのように出来上がっていったのかを、解説していきますね
文字のフォント
まずは表紙に入れる文字のフォント
これは参考にするうんぬん以前の話です
表紙に使うフォントは「MS明朝」「MSゴシック」「ポップ体」などのおなじみフォントにすると、素人臭い表紙になりやすいです
私個人がそう思っているわけでなく、世間一般的に表紙のフォントとして評判よくないって結構言われているんですよね。
じゃあ、どんなフォントを使えばいいぽよ
では、1つの例として私がよく利用していて、これ使っとけばまあ大丈夫っていう商用利用可能のフリーフォントをご紹介します。
文学的な表紙で使うフォントは、私はこちらを使っています
他にもたくさんのフォントが存在します
自分の本の表紙に合ったフォントを探してみるのもよいかと
なお、これらのフォントを自分のPCで使えるようにする方法は、以下の記事を参照ください。
表紙ができるまで
では、私の表紙が実際にどのように作成されたのかを、順序良く解説付きで見ていきましょう
キャライラストを中心にする
まず、私の場合は真ん中にキャライラストを配置するデザインにしようと決めました
我が表紙を飾っているぽよね
自分の頭の中だけで決めたことは、これのみ。
あとは他の売れているkindle本の表紙を参考にしまくって、デザインを決めています。
下の4分の1に帯を作る
kindle本を色々見ていると、下のほうが帯っぽくなるよう別の色で分割しているのをよく見ます
帯があると、いきなり売り物っぽさが出るぽよね
タイトルの文字を左右に大きく
中央に人物がいるので、左右にタイトル文字がくるように配置
バランスよく見えるぽよね
なお、今回の表紙は親しみやすくイラストを使用しているので、文字フォントもラノベっぽく「ラノベPOPフォント」を使用してみました。
タイトルはとにかく大きな文字にしてください
目立つからぽよね
それもありますが、kindleで本が並んだページをスマホで見ると、画像が小さいのですよ。
文字が大きくないと、何を書いているのかがまったく読めません。
とにかくバランよく、そして出来る限り大きな文字にしましょう。
下の帯を透明にしてキャラを後ろに
キャライラストより帯の色が前にくるようにして、帯の透明度を上げました
こういう、帯を少し透明にして後ろのイラストが透けて見えている表紙がちらほらありまして、いい感じだなって思ったんで取り入れました。
この方がさらに高級感のある帯に見える気がするぽよね
帯に文字を入れる
本のウリになる短めの文章を、帯に追加
帯には何かが書かれていないと変だから、これは参考うんぬん以前に、最初から何かしら文章は書くつもりでした。
この1冊読めば小説が書けるようになるっていうことを示し、そのことを「徹底解説」っていう言葉で強調しているところがポイントですね。
「商品を買うことで得られる効果」のことをベネフィットというんですが、こいつをしっかり文章に盛り込むことが大事です。
また、
「〇ステップ」
「〇つの方法」
「〇個のコツ」
など、手順や効果、コツの個数を記載することで、どれだけのことをすればいいのかが具体的になり、お客様がポチりやすくなります。
yotubeのサムネでも見たことあるぽよ
タイトルなどに数字を使うのは常套手段ですね
例えば「お金を稼ぐ方法」の場合でも、「1か月で100万円稼ぐ方法」とした方が具体的で、読みたくなります。
私の場合は今回はタイトルではないですが、小説を書くための手順を4つに分割していることから「4ステップ」を入れさせていただきました。
手順がそもそもなくて、やることとか情報が1つしかない場合はどうするぽよ
「たった1つの」とかにするとよいです
まあ、ノウハウ本で「たった1つの」情報しかないってことがあるのかは疑問ですが、これなら読者も、
「やるべきことはたった1つでいいんだ~」
って感じがして、ポチっちゃいますね。
帯の下をさらに分割
帯の下の部分を、薄いピンクでさらに分割
- 数字だけが大きく書かれている
- 色の分かれ目を数字だけがはみ出している
この、微妙にはみ出すっていうのも、デザインとしてよく見かける手法ですね
著者名を入れる
右下に丁度良いスペースがあるので、そこに私のペンネームをば
ペンネームの上にローマ字もあるぽよね
これも他の本でよく見かける著者名のデザインです
なんか、プロっぽく見えるぽよ
背景を入れる
背景が白いままでもよさげでしたが、うっすら背景がある表紙を見かけて、背景あるとさらに売り物感が出るなと思ったので、背景を足しました
壁紙みたいな背景ぽよね
クリスタのチェック柄のトーンをピンク色に変化させた後、透明度を上げて薄い色にしています
さらに、背景の上の部分に白のグラデーションを入れることで、背景の売り物っぽさを高めています
この手法も他の表紙でやっていて、参考にさせていただきました
空白部分のバランス調整
キャラの上の部分に微妙な空白ができていたので、なんとなくバランスが微妙でした
そこでキャライラストを大きくして、さらにキャラを上の方に移動させることで空白部分を埋めました。
こうすることで文字の位置とキャラの位置が同じになって、バランスが良くなります。
文字の微妙なズレに注意
「ゼロから~」の行と「この1冊で~」の行の開始位置が微妙にズレていますね
こういうのって見落としがちですが、見栄えにかなり影響しますので、きっちり位置を整えましょう。
まとめ
- 表紙デザインのコツ それは売れてるkindle本の表紙を参考にすること
我那覇の表紙で解説・売り物っぽさを出す表紙の作り方
自分で表紙をデザインするのなら、とにかく売れてる他のkindle本を参考にするぽよ
創作のすべてにおいて、自分の脳だけで考えると漏れなく失敗ですよ
文字のフォントは適当にしちゃうと素人臭くなるぽよ
商用利用可能の素敵なフリーフォントがたくさんあるので、探してみてもよいでしょう
ただし、利用規約はちゃんと確認して、規約の範囲内で使うようにしましょうね。
私の表紙は、他のさまざまなkindle本の表紙を参考にした結果、以下のデザインを取り入れて完成しました。
- キャライラストを中心に
- タイトル文字はとにかく大きく、左右にバランスよく配置
- 下の帯を透明に
- 帯にベネフィットを意識した文字を入れる
- 帯の下をさらに分割し、その部分に数字を盛り込んだ言葉「4ステップ」を入れる
- 背景に薄いピンクのチェック柄を入れ、上の部分をぼんやり白くする
初心者にも分かりやすい小説の書き方
文字のフォントや配置に関しては、自分が出版しようとしている本の内容に合わせる必要があるので、私の作成した表紙が正しいと一概には言えません。
何が正しいとかより、他の表紙をいろいろ観察して参考にするっていうことが大事ぽよね
どうしても自分で表紙を作りたいなら、とにかくいろいろな表紙を参考にして、プロっぽいデザインになるようにしてください。
おつかれさまでした
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