この記事では、Amazonで「小説 書き方」で検索すると検索結果でほぼ必ずトップらへんに出てくる電子書籍「小説家になりたい人のための教科書」についてご紹介します。
※2021/6/21調べ
- 小説を完成させるまでに何をすればいいかを、一通り知りたい
- 小説の初心者から、何作か仕上げて書き慣れている方
- 自分の書きたい作品と人気取りのための作品にギャップがあってモヤモヤする
実は私も小説の書き方の本をkindleで出版していて、ライバルとなる本をチェックしているときに見つけた著書です。
小説の書き方のノウハウだけでなく、小説を書く人なら誰でも一度は考えるであろう、「売れる作品」と「書きたい作品」のギャップについても言及している著書でした。
読み放題のKindle Unlimitedで読めるので、そういった意味でもおススメの一冊です。
小説家になりたい人のための教科書: 初心者向けの小説の書き方&作り方(創作ガイドブック) 作家の味方プロジェクト
「小説家になりたい人のための教科書」とは
「小説家になりたい人のための教科書」はどんな本ぽよ?
小説の基本構造からストーリーの生み出し方、ストーリー作りの理論などが詳しく書かれた本でした
書き方についての多くの技法を、独自の方法論もからませながら教えてくれている印象ですね。
ちょっと難しそうな本っぽい印象ぽよね
いや、ときどき小説の歴史的背景を交えている箇所もありますが、それでも分かりやすい文章でした
基礎はもちろん、こんな技法もあるんだ~っていう応用的な技まで解説されていて、かなり勉強になりましたよ。
著者の「らぴ」さんとは?
「小説家になりたい人のための教科書」の著者は、月間15万もの人が訪れるブログ「作家の味方」の主「らぴ」さんです。
PV数ぱねぇぽよね
Twitterで「らぴ」さんを見かけたとき、小説を書いてる人が知りたいような情報をたくさんツイートしてるなーって思ったんですね。
私自身、小説を書いている方々に有益な情報を届けていきたいという思いもあってこのブログ書いてるんで、「らぴ」さんのツイートをリツイートするだけでも有益な情報発信につながるんじゃね?
とか思いまして、ちょいちょいリツイートしてます。
他力本願もいいとこぽよ
また、ブログ記事を書く前にリサーチなどするんですが、「らぴ」さんのブログもたびたび参考にしてました。
そんなわけで、著書を読む前から気になる著者さんだったんです。
ちなみに「小説家になりたい人のための教科書」はkindleでベストセラー達成しており、小説書きの方々に広く影響を与えている著書と言えますね。
「らぴ」さんのブログ「作家の味方」は以下。
本の概要とオススメポイント4選
「小説家になりたい人のための教科書」には、ざっとこんな内容が書かれています。
- 小説とは何なのか
- 冒頭の書きだし方
- ストーリー構成について
- ストーリーの生み出し方・プロット術
- 文芸の歴史から学ぶ作家のあり方や文芸評論のコツ
- 文章の書き方から、キャラの作り方、推敲のやり方などの小説の作り方
盛りだくさんぽよね
オススメポイント① 冒頭の書き出しのコツについての解説が秀逸
冒頭の書き出し、難しいところぽよ
書き慣れている人でも、冒頭でフリーズしちゃうのはよくあることですね
まずこの著書で「おお、これはいい!」って思ったのが、冒頭の書き出し方に関する解説でした。
例題も添えつつ、書き出しの様々なパターンが理論的に書かれていました。
これを知っていれば、どのパターンが自分の作品に適切かを選ぶだけで、圧倒的に書き出しがやりやすくなるでしょう。
オススメポイント② ストーリーを書き進める方法が具体的
ストーリーを書き進めるために用いられる技法が例題付きでいくつも紹介されていて、分かりやすいです。
「〇〇法」「〇〇理論」みたいな技の呼称も込みで紹介されてるんで、
- あ、これ小説でよく見かけるやつ!
- これって、こういう技名だったんだー
という風に、過去に読んだ作品も思い返しながら学べました。
オススメポイント③ 作家のあり方について示してくれている
小説はこうであるべきだ、みたいな「べき論」に悩まされることって、小説を書き続けていると必ずありますよね。
著者は「べき論」に縛られない作家としてのあり方をこの本で示してくれていて、私はそこにすごく共感しました。
「売れるために、テンプレどおりのストーリーを作る」
「我が道を貫き、自分がおもしろいと思うストーリーを作る」
どっちも正しい道だと私は思っているのですが、この本ではそのことを文芸の歴史的背景も絡めつつ、深く掘り下げたうえで作家のあり方を提案していました。
売れ筋を書かなきゃって迷うこともあるぽよね
そんな迷いに一筋の光を与えてくれる本でした
歴史の背景は難しそうな内容ぽよ
そこは読む人それぞれでしょうね
歴史の背景は読み物として楽しんでみるのもいいかもです
オススメポイント④ 小説の書き方を一通り網羅している
「小説家になりたい人のための教科書」のタイトルどおりでして、この一冊で小説の書き方が体系的に解説されています。
プロットや推敲などの基本はもちろん、キャラに関しても書かれているので、盛りだくさんですね。
なので、とりあえず小説書きたいけど、完成までに何をすればいいかを学びたいという方も、これ1冊読めば一通りやるべきことが分かる内容になっています。
同じ著者の本が他にもたくさん
筆を折った人のための創作論(入門編): 一時間でストーリーが作れる『小説の書き方』とは? 作家の味方プロジェクト
この「筆を折った人のための創作論」も読みました
ノウハウも書かれていますが、どちらかというとやりたいことの見つけ方や創作者のメンタルの持っていき方などが書かれています。
文芸の歴史などの話も多いので、ノウハウを多く期待する人ではなく、まさに筆を折った、もしくは折りかけている人に読んでほしい一冊です。
以下はまだ読んでいないのですが、そのうち読んでみようとか思っています。
物語を楽しく書いて売る方法: 感動するストーリーの作り方とは? 作家の味方プロジェクト
小説家のためのエッセイの書き方入門: 「売れる文章」と「書きたい文章」を両立させる禁断の文章術とは? 作家の味方プロジェクト
小説家のためのマーケティング戦略入門: 【新人賞完全攻略ガイドブック】報われない努力が減る出版の方法とは? 作家の味方プロジェクト
まとめ
小説家になりたい人のための教科書: 初心者向けの小説の書き方&作り方(創作ガイドブック) 作家の味方プロジェクト
ということで、月間15万人が読んでいるブログの主「らぴ」さんが出版している電子書籍「小説家になりたい人のための教科書」をご紹介しました。
「らぴ」さんのブログは以下です。
小説を書く人にとって有益な情報がてんこ盛りですよ
- 冒頭の書き出しのコツについての解説が秀逸
- ストーリーを書き進める方法が具体的
- 作家のあり方について示してくれている
- 小説の書き方を一通り網羅している
難しい話もときどき出てきますが、全体的には分かりやすいです。
また、単なるノウハウに終わらず、作家の生き方に一筋の光を与えてくれるので、小説書きさんたちに一度は読んでいただきたい一冊ですよ。
kindleUnlimitedで読み放題ぽよ
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