初心者でもすぐ書ける!基本から学ぶライトノベルの書き方

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ラノベ講座

この記事ではライトノベルが書きたい初心者向けに、ライトノベルの書き方を解説していきます。

こんな人に読んでほしい

  • ライトノベルが書けるようになりたい
  • なんとなくで書いてるけど面白く書けていない
  • 面白いライトノベルを書く手順をちゃんと知りたい

ライトノベルも文章でストーリーを楽しませるという意味では小説と同じですけど、文芸小説とは違う部分も多いです。

その辺を理解せずに書いちゃうと、ライトノベル読者にそっぽを向かれちゃうかも。

この記事を読むことで、ライトノベル読者が求めるものを理解し、面白いと言ってもらえるライトノベルが書けるようになります。

なんとなくで書いてきた人もちゃんと手順を知ることで、キレイにまとまった面白いライトノベルが生み出せるようになりますよ。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

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ライトノベルの特徴と魅力について簡単に紹介

ライトノベル、楽しいぽよね

いやー、昔に比べてすごく浸透しましたよね

ライトノベルを書きたい人なら、まずはライトノベルの特徴と魅力について知っておきましょう。

作品の良し悪しにも、かなり関わってきますからね。

ライトノベルの特徴

ライトノベルはその名の通り「軽い小説」であり、以下のような特徴があります。

  • 文章が軽くて、読みやすい
  • 基本的に若者をターゲットにしている
  • 表紙がアニメっぽいイラストになっている
  • 映像化のときは実写ではなく基本アニメ
  • 流行り廃りが早く、常に新鮮さを保っている

こんな感じです。

つまりアニメに出てくるようなキャラとストーリーを、重苦しい文章を避けて若者にも読みやすくした作品が、ライトノベルってわけです。

流行の速さもすごいですね。
「俺Tueee系」が流行ってたかと思えば、追放系が流行ったり悪役令嬢が流行ったり

最近(2024年3月現在)流行ったダンジョン配信も、そろそろ落ち着いたぽよね

ネット小説だと一つのジャンルが流行ると、類似作品がたくさん投稿されます。

そのほうがランキング上がりやすいですから。

そうなると必然的に、ランキング上位が同じような作品であふれてきます。

そんな状態が半年、1年も続けばそりゃ読者も飽きるので、次の流行りも生まれますわな。

ライトノベルの魅力

ライトノベルの魅力は

  • 読みやすい、親しみやすい
  • 軽いので通学や通勤時間などの短いスキマ時間でも楽しむことができる
  • たくさんのジャンルがあって、読者が好みの物語を見つけやすい

特徴でも挙げた読みやすさは、やはりライトノベルの魅力の一つですよね。

だからこそ、スキマ時間で楽しむことができます。

重い内容とかだと腰を据えて読みたいでし、スキマにはちょっと不向きなんですよね。

また、ライトノベル最大の魅力は、その多様性。
ファンタジー、恋愛、ミステリー、SF、異世界転生など、さまざまなジャンルが存在してます。

だから読者も、自分の好みに合った物語を見つけやすいわけです。

ノリは軽いけど、現代社会のさまざまなテーマを取り入れた作品も多いんですよ。

可愛い女の子が登場するけれど、現実的な仕事のしんどさといったリアルな悩みを描いてる作品もあったりします。

ライトノベルを作ろう

では早速、ライトノベルを作る手順を解説しましょう

手順は以下ぽよ

  • ジャンルを決めよう
  • ログラインを決めよう!
  • プロットを作ろう!
  • 文章を書こう!
  • 推敲しよう!

ジャンルを決めよう

ライトノベルのジャンルは、大きく分けるとだいたい以下のとおり。

  • ハイファンタジー
  • 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー
  • ラブコメ
  • 恋愛
  • SF
  • ミステリー
  • ドラマ
  • ホラー

その中でもファンタジー系は更に派生していて、

  • 俺Tueee系
  • 追放系
  • ダンジョン配信系
  • 悪役令嬢
  • 悪役転生

などなど、たくさんのジャンルがあります。

これらのジャンルの細かい解説までやると長くなるので、いずれ別記事で

とにかく、これらのジャンルの中から自分が書きたいものを選びましょう。

また、WEB小説に出すのか雑誌投稿するのか、さらには何を目標にして出すのかによってもジャンルの選び方は変わりますよね。

例えば「読者は少なくてもいいから、深く刺さる人に読んでほしい」のと、「とにかくランキング上位に行きたい」のとでは、選び方が全然変わってきます。

WEB小説で人気が取りたいなら、WEB小説サイトで流行っている異世界系やラブコメになるし、雑誌投稿なら本当に書きたいジャンルを選んでから投稿先を決めればいいわけですね。

個人的なおススメは、それなりに需要があり、かつこれなら書きたいと思えるジャンルにするのがよいかと思います。

私も、一番ではないにしろまだまだ流行っていて、かつこれは書いてみるのも面白そうと思えた「異世界転生の悪役転生&追放系」を書きました。

読んでみたい方はコチラをクリック。

ログラインを決めよう!

どんなジャンルを書くかを決めたら、つぎはどんなストーリーにするかのアイデアを出す必要がありますね。

「ゲームの世界のキャラに転生するのが書きたいな」
「魔王と人間の姫が恋するラブコメとかどうかな」
「特殊能力を持った主人公が事件を解くミステリーが面白そう」

みたいな感じで、どんな作品にするかを決めましょう。

ストーリーのアイデアの出し方はいくつかありますが、以下の記事など参考にしてみてください。

アイデアを出してどんなストーリーにするのかがぼんやり見えてきたら、それをもとにログラインを決めましょう。

ログラインってなにぽよ?

ログラインとは、お話の大切な部分を一文で表したもの
つまりどんな話なのかを一言で説明したやつですね

例えば

  • 「仮想現実MMORPGに閉じ込められた少年が、仮想現実ゲームからの脱出を目指す話」
  • 「普通の高校生が、不思議な力を持つクラスメートと様々な超常現象を解決していく話」
  • 「転生した少年が変わり者の女の子たちと出会い、コミカルで予想外のトラブルに見舞われながらも異世界での生活を楽しんでいく話」

こんな感じ。

実際の人気ラノベのログラインですよ

なんとなく浮かぶ作品あるぽよね
でも、なんでこんなもの決める必要があるぽよ?

ログラインはストーリーの軸になるからです!

だからログラインを決めておかないと、軸がブレブレになっちゃいますよ。

ブレブレになるということは

  • 物語がどのような方向に進むべきかがぼやけて、書き手がストーリーの方向性で迷走しちゃう
  • 物語に一貫性がなくなりがちになる。
    つまり話があちこちに飛んでしまい、読者がついていけなくなる可能性がある。
  • 何を楽しんでもらいたいストーリーなのかがぼやけてしまい、読者に伝えたいことがうまく伝わらなくなる
  • ストーリーの終わりが始まりや中盤の部分とうまく繋がらなかったりして、読者に「結局何が言いたい作品だったんだ?」と言われちゃう可能性がある

といったことになっちゃうわけです。

わかったぽよ!
ログラインを決めるぽよ!

プロットを作ろう!

ログラインを決めたら、プロットを作りましょう!

プロットはストーリーの設計書みたいなものぽよね

そのとおり!

小説やライトノベルはたくさん文章を書くので、どうしても時間がかかります。

なので考えたストーリーを頭の中だけで思い出しながら文章を書いてしまうと、どんなストーリーだったかを忘れたり、せっかくのいいアイデアを書き漏らしたりします。

また、どんな出来事をどんな順番で進めればいいかも思い出しながら書くことになるので、筆が進まなかったり順番がちぐはぐになったりします。

要するにプロットは、頭の中にあるストーリーのアイデアや流れをメモしておいて、執筆のときに迷わず書くようにするためのものってわけです。

プロットはテキストに文章でつらつら書く人もいるし、Excelなどで表にまとめる人もいます。

私は以前はテキストでしたが、今はExcelで作ってますね。

また、文章でつらつらと書く人もいるし、箇条書きで書いてく人もいます。

やりやすい方でOK。

さてさて、プロットに書いておきたいのは以下の項目になります。

  • 設定、世界観
  • キャラ設定
  • 大まかなストーリーの流れ

設定、世界観

まずはストーリーの設定や世界観を作ってみましょう。

ストーリーの中の世界がどのようなものなのか、そしてその世界にはどんなルールや条件があるのかを決めていきます。

異世界であれば、ヨーロッパの街並みやRPGゲームのような雰囲気ですね。

他にも、魔法や剣で戦うのか、近代的な道具もあったりするのかも決めていくわけです。

ラブコメなら、日本に存在する架空の学園が多いですね。

生徒会が学園内で一番権力があったり、その学校特有のイベントが存在するパターンもあります。

現代ファンタジーなら、現実の日本だけど特殊能力が存在するし、その能力も誰もが使えるのか、特別な人間にしか使えないのかも決める必要がありますね。

さらには使うための前提条件、例えば使える回数が決まっていたり、一人一人が違った能力を持っていたり。

そんな感じで、設定と世界観をプロットにメモしていきましょう。

キャラ設定

キャラ設定はライトノベルにおいて、ものすごく重要です!

キャラによって作品の良し悪しが決まると言っても過言じゃないんですよね。

なにせキャラが動くからこそ、ストーリーが生まれるわけですから。

それに読者は主人公に感情移入することで、ストーリーを疑似体験するのです。

これはライトノベルに限らず、実写ドラマや映画、文芸小説、漫画などなど、ストーリーのある媒体すべてに言えることなんですよ。

それこそがストーリーというエンターテイメントの本質!

というわけで、しっかりキャラを作っていきましょう。

ライトノベルのキャラは、だいたい以下の4種類。

  • 主人公
  • ヒロイン
  • 敵キャラ/ライバル
  • モブキャラ
主人公

主人公はストーリーの中心となるキャラで、ストーリーは基本的に主人公の視点や経験を通じて展開されます。

読者も主人公に感情移入してストーリーを疑似体験するので、いわば読者の分身でもあるわけですね。

だから主人公がすごい能力を持っていたり活躍したりすると、読者も同じような体験をした感じがして、気持ちよくなったり楽しくなったりするのです。

一方で主人公に共感できなかったりがっかりするような行動をされると、読者も暗い気持ちになったり興ざめしたりします。

例えば悪者にからまれている女の子を見捨てて逃げると、「マジかコイツ……」となってしまいます。

ただ、ネガティブであっても、例えばクラスで友達がいないとかモテないといった要素は共感できる人も多く、「なんかわかるわぁ」って気持ちになります。

読者が共感できること、そして憧れる要素も持っていること。

この二つが主人公には必要です。

異世界転生系は特にこの、共感と憧れの要素がはっきりした主人公が多いですね。

クラスでボッチだった主人公が事故で死んでしまい、すごい能力を手に入れつつ異世界転生するパターン

よく見かけるぽよ
大活躍するのに、ボッチだった弊害が出て美少女との会話でどもっちゃうタイプぽよね

こんな感じで、共感出来つつ憧れる部分も持つような主人公を作りましょう。

ヒロイン

ライトノベルでは、ヒロインは美少女一択!

そして主人公に好意を持つのがセオリーです!

言い切っちゃっていいのかぽよ

いいんです!!

ライトノベルの読者は気持ちよさや爽快感、ラブコメであればほっこりしたりニヤニヤしたり、そういったことを感じたいのです。

ではヒロインが誰を好きになれば、読者は気持ちよくなれますか?

主人公ぽよね……

そのとおり!

しかも美少女に好きになってもらいたいのです!

さらに、一人の美少女に迫られたいのか、二人に主人公を取り合いさせたいのか、たくさんの美少女に囲まれて「モテる男はつらいぜ」を体感したいのか。

それによってもヒロインの数は変わってきますよね。

とにかく、自分の書きたいストーリーに合わせて、ヒロインキャラの人数も決めましょう。

あとはどんな美少女にするか、どんな美少女ならかわいいかを決めるのみ!!

ちなみにライトノベルに出てくるヒロインはテンプレキャラと呼ばれる、おなじみの性格やしゃべり方をする女の子が存在します。

ライトノベルが好きな人なら、聞いたことくらいあるでしょう。

どんなヒロインにするかはオリジナルもいいのですけど、テンプレキャラ(属性とも言う)の中から選ぶのもおススメです。

テンプレキャラって、上手く描ければとてもかわいいんですよ。

よく聞く「ツンデレ」なんて、最新のアニメだろうがラノベだろうが未だに見かけるじゃないですか。

それはなぜか!

かわいいからですよ。

テンプレの一部をご紹介。好きな子を選んでね。

ツンデレ

冷たくあしらうけれども、実は心の中に愛情を隠しているタイプ。
徐々に温かい部分を見せる。

ヤンデレ愛情が強すぎて、愛する人のためなら何でもする、
時に危険な行動に出るタイプ。
クーデレ普段は冷静で無表情だが、内に秘めた情熱や愛情があるタイプ。
おっとり系穏やかで優しく、落ち着いた性格の癒し系ヒロイン。
文学少女本や詩に親しみ、静かで内省的な性格を持つタイプ。
幼なじみ主人公の長年の友人で、親密な関係を持つタイプ。
家族のような安心感を提供。
ツンツンツンデレよりも攻撃的で、なかなか心を開かないタイプ。
元気っ娘活発で元気いっぱい、常に前向きなタイプ。
お嬢様高貴な家庭に生まれ、上品で教養があるが、
世間知らずな面もあるタイプ。
不思議ちゃんふわふわしていて、天然で不思議な発言をするタイプ。
周囲を和ませる。
無口美しく、冷静沈着で、感情をあまり表に出さないタイプ。
メガネっ娘眼鏡をかけていて、知的または内気な性格を持つタイプ。
委員長タイプ責任感が強く、真面目で、学校やクラスのルールを守るタイプ。
ロリっ娘幼い外見や服装をしていて、無邪気または甘えん坊な性格のタイプ。
姉御肌頼りがいがあり、面倒見が良いが、時に厳しい一面も見せるタイプ。
病弱美人体が弱いが、その儚げな美しさに魅力があるタイプ。
ヤンキー強気で勝気な態度を示し、一見すると近寄りがたいが、
実は義理堅く心優しい面を持つ

いい子そろってるよ

お客さん!

テンプレヒロインがたくさん出てくる作品といえば、ちょっと古いかもですし漫画ではありますが「神のみぞ知るセカイ」がかなり参考になりますよ。

数多のギャルゲーをクリアしてきた主人公が、その経験と知識をフル活用して現実の女の子を口説いていくという作品。

ちなみにそうしないといけない理由があり、リアルの女はクソだと言いながらも仕方なく女の子を落としていくというのがまた面白い。

おススメです。


神のみぞ知るセカイ(1) (少年サンデーコミックス)
敵キャラ/ライバル

敵キャラとライバルをまとめてるぽよね

ライバルキャラって敵として出てくることもあるし、敵キャラが味方になってライバルキャラに変わることもあるんで

さて、敵キャラにはいくつか種類がいて、それぞれで役割が異なります。

  • かませ犬のザコ敵
  • 悪なりの信念、正義を持った敵
  • サイコパスな敵
  • 主人公と競い合うライバル

『かませ犬のザコ敵』

ザコ敵は、主人公や仲間キャラの実力がすごいってことを示すために必要不可欠な敵です。

また、主人公にぶっ飛ばしてもらって、読者にスカッとさわやかな気持ちを提供するという役割もあります。

なので

・常に上から目線、主人公を舐めプ
・悪には悪の理由が、とか一切不要!
・私利私欲や自己顕示欲という自己中心的な理由でのみ行動

といった感じで、民衆に迷惑をかけてヒロインにエロい事をしようとして、とにかく最低な行動を取らせましょう。

『悪なりの信念、正義を持った敵』

このタイプの敵は中ボスやラスボスなどに多く、自分の信じる正義や信念に基づいて行動しています。

悪ではあっても、読者や他のキャラにとって共感できる部分があったりします。

なので意外と人気の出やすい敵でもあったりしますね。

こういう敵がいると単純な善対悪の対立ではない、深みのあるストーリーにすることができます。

道徳的なことが本当に正義なのか、世の中が間違っているんじゃないか?

そんな感じで、ときにハッとさせられるような敵ですね。

『サイコパスな敵』

サイコパスな敵は、感情の欠如、同情心の欠如、極端な自己中心性といった敵で、ある意味でザコ敵と考え方が似ている部分もあります。

しかしザコ敵に比べてその歯止めがなく、普通の人なら引いてしまうことも平気で行うんですよね。

何をするか分からない怖さがあり、だからこその不思議な魅力があります。

こういった敵もまた、中ボスやラスボスに多いですね。

サイコパスキャラが登場することで、一気に緊張感と恐怖を引き立てることができますよ。

『主人公と競い合うライバル』

共に行動する仲間として登場する場合もあるし、敵や勝負相手として登場することもあります。

基本的に主人公より優秀で才能がある方が、主人公との対比としていい仕事をしてくれます。

ライバルと競い合うことで、主人公の成長を促すこともできますね。

ラノベは主人公こそ最強のポジションが多いので、主人公より優秀なライバルはどちらかというと少年誌向きかもしれません。

とはいえ、こういう才能あふれたキャラが主人公の意外な強さを目の当たりにしたときに、「コイツ、やりやがる……」なんてつぶやくと、読者も気持ちよくなります。

主人公を認めてくれて表でも裏でも褒めてくれる優秀なライバルキャラは、そういった気持ちよさを提供してくれる役としても最適なのです。

『モブキャラ』

モブキャラはストーリーを大きく動かすことはないですけど、主人公に何かしらヒントを与えたり、友達としてストーリーを盛り上げたりするキャラたちですね。

とりあえずこの記事では、主人公、ヒロイン、敵以外のキャラはモブとしておきます。

一緒に冒険してくれる仲間がいると、ストーリーが盛り上がるなぁ
ストーリーを進行するためにも、情報提供者が必要だなぁ

と思ったら、必要に応じて登場させましょう。

大まかなストーリーの流れ

設定、世界観、そしてキャラが揃いましたね。

では大まかなストーリーをざっくり文章に書いていきましょう。

ちなみにストーリーが先に思いつくこともあるかと思います。

設定、世界観、キャラ、ストーリーはどの順番で書いていってもOKですからね。

とりあえず、頭の中にあるアイデアをすべて紙に書き出してみましょう。

考えた世界観と設定の中で、主人公の前にどんな問題が起こるのか、どんな出会いがあるのかなど、思いつくままに書いてみるわけです。

そしてそのアイデアを元に、ストーリーの始まり、中盤、終わりを決めていきます。

このようなストーリーの流れを構成と呼び、基本の構成には「起承転結」や「三幕構成」などがあります。

つまり基本構成にしたがって、ストーリーの流れを作っていくわけです。

構成をちゃんと知りたいなら、以下の記事がおススメぽよ

文章を書こう!

プロットを作ったら、いよいよ文章を書き始めます。

ラノベは読みやすくて軽めの文章が特徴ですが、だからといって無理に軽すぎる文章にする必要もないですよ。

普通に文章上手いなぁっていう受賞作もあるし、すごく軽い文章もあります。

気を付けたいのは、文章が重くならないことですかね。

ちなみにラノベや小説の文章には「一人称」「二人称」「三人称」といった種類があります。

「人称」については以下の記事を読むとよいぽよ

さて、ライトノベルの文章は大きく分けると「セリフ」と「地の文」に分かれていて、さらに地の文は「状況の説明」「情景描写」「心理描写」などがあります(この辺は文芸も同じだけどね)。

セリフは誰かがしゃべった言葉。

「地の文」はセリフ以外の部分を指します。

そして「地の文」の「状況の説明」はキャラの動作や行動、誰がどこにいるかといった状況の説明をしている文章。

「情景描写」は目に映る景色や肌に感じる風の冷たさとか、そういったものを文章にしたものですね。

「心理描写」は主人公の心の声や心境を文章にしたものになります。

私の書いたラノベの冒頭を例にしてみますね。

「おい、レイヴァンス。てめぇがいると、俺たちまで変な目で見られるじゃねえか。
さっさと出て行けよ!」
 のちに勇者となるであろう光の皇子が、俺に向かって怒鳴りつける。
 おかしい、そんなわけない。
 光の皇子は心優しい青年だったはずだ。人を生まれや属性なんかで差別するような
やつじゃない。
 それがこんな……出会ってまだ一時間も経っていないのに。
 俺のことを良く分かりもしないまま、いきなり追放してくるなんて。
 追放はまずい、まずいんだ。
 勇者パーティーから追放されたら、破滅フラグが立ってしまう。
 困惑と焦りが、恐怖へとすり替わっていく。
 そんな俺に、薄笑みを浮かべながら光の皇子が近づいてくる。
 そして顔を近づけてくると、信じられないようなことを耳打ちしてきた。

1はセリフ、2は状況説明、3は心理描写

情景描写は以下のような文章。

4 村の診療所や広場のほうから、村人の声が聞こえてくる。
 だが、あたりはそれなりに静かだった。
 俺は夜風に当たりながら、村全体をぼーっと眺めていた。

ちなみにラノベの文章は、Xにある「おかしい、そんなわけない」みたいに、地の文も主人公のセリフのような語り口調になっていることが多いですね。

このXの部分もまた心の声であり、心理描写にあたります。

これらの文章を組み合わせて、ストーリーを書いていくわけですね。

文章は最初の3行くらいまでを書くのが一番時間がかかり、書いてるうちにどんどん勢いがついていきます。

なので上手く書けないなと思ったとしても、なるべく止まらず振り返らずに書ききるのが大事。

たとえ変な文章になっていたとしても、次の「推敲」の工程で直せばいいんですから。

文章については色々と記事で解説してるので、そちらも参考にしてみてください。

推敲しよう!

文章を書き終えたら、必ず推敲しましょう!

推敲とは書いた文章を見直して、もっと良くするために修正すること。

単に誤字脱字だけでなく、以下のようなことを意識しながら自分の文章をチェックしていきます。

  1. ストーリーの流れをチェックしよう:
    ストーリーがわかりやすいか、最初から最後までスムーズに読めるかを確認。
    変なところやいらない部分があったら、修正したり削除したりしましょう。
  2. キャラの行動を見直そう:
    キャラがちゃんと、そのキャラらしい行動を取っているかを確認しよう。
  3. 言葉をキレイにしよう:
    難しい言葉や間違った言葉がないかも要チェック。
    もっと簡単でわかりやすい言葉に変えることができるなら、そうしたほうが絶対いいです。
  4. 描写を楽しくしよう:
    ストーリーの場面が目に浮かぶように、もっと詳しく書ける部分があるかもしれません。
    逆に描写の文章が多すぎるパターンもあります。
    読者がもっと楽しめるようにできそうなら、描写も修正してみましょう。
  5. 最後にもう一度読もう:
    すべての直しを終えたら、最初から最後までもう一度読んでみましょう。
    私は基本的に、推敲は4~5周くらいやってます。
    一つの目安として。

推敲は以下の記事も参考になるぽよ

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まとめ

今回の解説内容

  • ライトノベルの特徴と魅力について簡単に紹介
  • ライトノベルを作ろう
  • ジャンルを決めよう
  • プロットを作ろう!
  • 文章を書こう!
  • 推敲しよう!

ライトノベルは軽い文章で書かれた小説。

つまり、おもっ苦しい文章を避け、若者にも読みやすくして、アニメに出てくるキャラとストーリーを書けばライトノベルになります。

ライトノベルはスキマ時間で楽しめて、ジャンルも豊富ぽよ

ライトノベルを作る手順は以下のとおり

  1. ジャンルを決めよう
  2. ログラインを決めよう!
  3. プロットを作ろう!
  4. 文章を書こう!
  5. 推敲しよう!

まずはライトノベルの豊富なジャンルの中から、自分が書きたいものを選びましょう。

それなりに需要があり、かつこれなら書きたいと思えるジャンルにするのが個人的にはおススメ

アイデアを出してどんなストーリーにするのかがぼんやり見えてきたら、それをもとにログラインを決めましょう。

ログラインは、どんな話なのかを一言で表したやつぽよ

ログラインを決めたら、プロットを作りましょう!

プロットはストーリーの設計書みたいなものぽよね

以下の項目を決めていくぽよ

  • 設定、世界観
  • キャラ設定
  • 大まかなストーリーの流れ

プロットを作ったら、いよいよ文章を書き始めましょう

なるべく止まらず振り返らずに書ききるのがコツぽよ

文章を書き終えたら、必ず推敲しましょう!

ということで、今回は初心者向けにライトノベルの書き方の全体像を解説しました。

ではでは、解説したことを実践してみて、おもしろいライトノベルを生み出してみてください。

おつかれさまでした

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